〈Pさんの実例〉

 

朝早く治療院の電話が鳴りました。Pさんからです。

 

Pさんとは七、八年のお付き合いです。Pさんは、今までにはいろいろの事がありました。

 

それらの難問はすべて解決し、今は仕事の傍(かたわ)ら多くの悩み困る人の手助けをしています。三年ぐらい前に一度、Pさんは私のところへ訪ねてきてくれました。

 

息子さんが現役で東大に入学した時、一緒に上京したのです。もう一人の娘さんも学芸大に入学し、兄妹で中央線沿線に住んでいます。とても仲が良く、良くできた子供だとPさんも喜んでいます。Pさんが変わったために、家中の運勢が変わってきたのです。

 

今までの私の経験では、そこの家の主婦が変わると一家の運勢は大きく変わります。主人ではなく、妻がいちばん大きく運勢を変えるようです。だから、その家の女の人が心の勉強をしてほしいのです。女性の影響は本当に大きいです。

 

Pさんの電話の内容は「先生、お客さんが又元に戻り大勢来るようになりました。ありがとうございます」と明るい声で話します。実は二日ほど前に、Pさんからの電話で「先生不思議なんですが、お客さんがパッタリと来なくなってしまったのです」と困っていました。Pさんは四国の鳴門でブティックを経営しています。

 

早々に調べてみると、悪い念がきています。Pさんにさっそく電話をして、心当たりの人がいないか聞いてみました。すぐにわかりました。以前かかわりのあった霊能者と二週間前に電話で話をしていたのです。

 

この霊能者が、Pさんが今は来ないので面白くなく思っていたようです。すぐに高級霊さまにその念を切っていただきました。すると、すぐにお客が来始めたのです。

 

このようなことは以前にもありました。一週間パッタリとお客が来なかったときも、別の霊能者との関わりがありました。一ヵ月間体調がすぐれず、困ったときも祈祷師が関わっていました。

 

Pさんには、遠慮なく電話をよこしなさいと言ってあります。人助けをしているPさんが、体調を崩したりいろいろのことで困ったりすると神様の道具として十分働けず神様も残念に思うから、私の治療中でも良いから電話をよこすようにと言いました。

 

Pさんも私の忙しいのを知っているから、電話をかけるのは躊躇(ちゅうちょ)しているのです。それに、皆さんもそうだと思いますが、霊に憑かれて変なのか自分の体調が悪くて変なのか、区別がつかないから頼みにくいこともあると思います。

 

でもあまり体調が変であったり、不幸ばかり続くときは何かがありますので手紙を送ってください。高級霊さまに伺って調べてみます。Pさんの例でもわかるとおり、霊能者や祈祷師の方々の背後霊は、ほとんどが低級霊です。

 

物欲や世俗欲などには霊験はあるかもしれませんが、本当の助けはできません。神社や仏閣の参拝も、お札なども同じことです。神社仏閣のお札やお守りは集めないでください。

 

また、お札や掛け軸(十三仏)などを家の中に祀らないでください。そのお札などから悪い波動が出て、その家の人を不運にしている場合があります。詳しくは『心の友』誌第二十五号を参考にしてください。

 

本当の神は、大愛と善です。人間の目先の欲や次元の低い願いごとなどには関わりません。霊性を高め全人類の幸福を願う心、神の心に近づこうとする姿勢、つまり魂を磨く誠の心に感応してくださるのです。そこに本当の陽気暮らしが実現するのです。

 

Pさんは、ブティックを縁として来てくださるお客さんの悩みを聞いたり、『心の友』誌を配ったり命根石を紹介したりしながら多くの人を明るい方向に導いています。

 

私の治療院の待合室にも、Pさんといろいろの問題から立ち直った二人の計三人で作った、ちぎり絵、貼り絵、日本画絵の合作で絵手紙の要領で、その絵に心に響いた名言を書き添えた冊子(さっし)があります。当院の患者さんもそれを見るのを楽しみにしています。心の成人に従って、絵と文も成長しています。

 

Pさんからのお便りです。

 

春うららとなり陽気な季節となりました。

 

宮下先生いつもありがとうございます。

 

さっそく、命根石を申し込み別紙にてお願い申しあげます。

 

さて今頃、うつ病状態の方が多くいまさら私も何人かの念を受けてしまいがちです。心身ともに強くなるよう努力してみましたが、もう少し先生のお力をお貸しください。

 

我が店は、駆け込み寺のような店で皆さんお帰りになるときは元気になったとか、勇気をもらったとか言ってくださって、明るくなって帰って行かれます。ただ誠心誠意尽くしてしまうので、私のエネルギーが毎日夜になるとなくなってしまっているのが現実です。

 

私は、何故このような人間になったのか自分でも全くわかりません。わがまま娘で、両親に甘やかされて育てられ、鼻持ちならないわがままお嬢さんだったように思うのですが、今はこんな風です。きっと前世からの流れだろうと思いますが、前世が分かれば今の私が自分でもっと理解できるのではないかと思い、お忙しい宮下先生に自分のことを聞いてみたくなったのです。

 

前世の行いがよくなくて今こうして魂を磨いているのでしょうか。いつか、お時間が出来たときにお教えくだされば幸いです。もしも知らない方が良いようでしたらそっとしておいてください。

 

人間と言うのは太古の昔から変わらないのに、社会の変化はめまぐるしく早く変わっています。いつの時代も人の心があって、それだけは変わらないのに私のように服屋さんをしていても流行は追わないのに、地に足のついた生活を望んで普通に生きている人間は変り者扱いをされます。私は平気で変り者を通していますが、それぞれの生き方をそれぞれが認めあえる、共存し合える社会になると良いのになあと思います。

 

私は、今の私が大好きです。今の生活も気に入っています。目に見えるものは何も手に入れていないけれど、誰もが手に入れていない豊かさを手に入れています。こればかりは誰も私から奪うことはできません。この一番大切なことに気づくことができる自分になったことが、私は嬉しいです。

 

宮下先生に出会ってから、どれぐらいの月日が過ぎたか分かりませんが、あの頃の私は精一杯でしたが、あきらめずに自分の足で生きてきたから今があります。そして今は、少なからず人のために生きていけるのではないかと思います。

 

宮下先生もお体に気をつけてください。いつまでも、私たちがもう少しまともになるまで、お力を貸しくださいますよう宜しくお願い致します。

 

UnsplashTerumi Tokinoが撮影した写真

 

[解説] 今日はあまり付け加えることがありません。Pさんのように、自分が助かったら、今度は人助けをするというのが、大切です。そうでないと、借金して返さないで踏み倒しているようなものだからです。

 

低級霊に憑かれた霊能師に念を飛ばされるというのはよくあるようです。漫画のようですが、人気漫画のHunter X Hunterのように、念能力のようなものは実在するのです。

 

正しい行いをしていれば、強力な指導霊がついて守ってくださいます。他人に危害を加える低級霊は大神様にいずれ消されてしまいます。生霊を飛ばしたりする人間も後で死神が取り立てに来て狩られてしまいます。