今日は心の友26号の転載をお休みして、七夕にちなんだエピソードを書きたいと思います。

 

私の息子が、七夕に、カブトムシを捕まえられますようにという願い事を短冊に書いて笹に飾ったことがありました。私はそれをすぐに忘れてしまいました。

 

その日の夕方、息子がセミの抜け殻を探したいというので、近所の森に探しに行きました。40分ぐらい探したのですが、蝉の鳴き声は聞こえるものの、まだそこまで蝉が地面から出てきていないためか、抜け殻は一つも見つかりませんでした。

 

もう遅くなってきたので家に帰ろうと息子にいうと、息子はちゃんと探せば見つかるからといって、聞きません。少し泣きそうです。

 

仕方なしに私はこれまで探した範囲とは違う場所を探しました。そこは森の中でも端の方で、あまり人が来ないところでした。

 

そうすると、そこになんと、巨大なカブトムシがいました。随分と立派なカブトムシです。私が子供の頃に、このような立派なカブトムシは見たことがありません。

 

私が獲ってしまっては意味がないので、息子に自分で虫かごに入れさせると、今度は息子が、「ノコギリクワガタもいる!」と大きな声を上げました。驚いたことに本当にクワガタがいました(私はクワガタを見分けられないので、息子のクワガタの識別が正しいと仮定しています)。

 

家に帰って夜になって、私は朝息子が短冊に書いた願いごとを見て、すぐにかなってしまったと思いました。

 

UnsplashKostiantyn Liが撮影した写真

 

これだけの話ですと、よくある話のようで、驚きもないかもしれません。しかし、そもそも、うちの近所の森は、このような大きなカブトムシやクワガタはほとんどいないのです。息子もそれが分かっているので、セミの抜け殻を探しに行ったのです。

 

家で飼えなくなった子供が森にカブトムシやクワガタを逃がすこともあるでしょうが、見たところ、そうじゃない可能性も結構ありそうでした。

 

いずれにせよ、相当運が良かったのは間違いありません。息子は、昔から運が良く、どうも、背後霊・指導霊・スタンド・守護神のいずれかの力が強いように感じます。自分が個殿も頃と比較しても、いろいろな場面でラッキーなことが多く、あからさまな介入を感じるのです。

 

それはさておき、私自身がこの件で学んだことは、幸せは、すぐ近くにあるということでした。そしてまた、ダメそうに思えても諦めないとそうでもない、ということも学びました。

 

森では他の子供たちが、昆虫探しをしていました。しかし、人が通るような場所には基本的にカブトやクワガタはいません。いても、すぐに捕られてしまいます。大きなカブトとノコギリクワガタ(クワガタは普通サイズ)は皆が探すような場所からほんの少しだけ外れた場所にいました。

 

私は、カブトやクワガタは相当気合を入れて探さないと見つからないという先入観がありましたので、まさかそんな近くにいるとは思いませんでした。難しく考えず、少し人が探しそうな場所から外れたところを探せば、いたということなのです。

 

私は、これが、人生のいろいろな場面を凝縮していると感じました。人と見方を少し変えるだけで、そんなに苦労しないで、思わぬ発見や成果が上がるというのは結構あることです。改めてその真実に気づいたのです。

 

神の道もこれと同じことで、全く苦労がないわけではないとしても、考えを柔軟に持てば、そこまで苦労しなくとも真実にたどり着けるはずなのです。

 

それから、神の奇跡でよくあることが、あと少し頑張れば奇跡が起きる手前で諦めてしまう人が多いということです。

 

修行は精神力を試すものです。ですので、困難が起きても簡単に諦めずに、神を信じて、柔軟に角度を変えてやってみようという姿勢が大事だと思います。経験上、ああ、だめだったか、と思ってから、ちょっと粘ると、奇跡が起きるということが何度か、いや、もっとかもしれませんが、ありました。

 

カブトムシとクワガタは大人にとっては、どうでもいいことです。これで一喜一憂するようなことでもありません。しかし子供にとっては、これが捕まるか捕まらないかはまさに天国と地獄なわけです。収穫がなにもないまま帰宅時間が近づいている息子はまさに意気消沈といった感じでした。しかし、カブトムシとクワガタを見つけた瞬間は天にも昇るはしゃぎようで、一瞬で地獄から天国に行った感じでした。

 

私はそれを見ていて、真夏の暑い日ではありましたが、息子に付き合ってセミの抜け殻を探しに行って良かったと思いました。自然の中で遊ぶと、本当にいろいろな学びがあります。PCの前に座っていて学べることはどうしても表層的になってしまいます。

 

普通に見るとなんてことのない一日・経験ですが、私にとっては神の力を感じた一日でした。