〈Iさんの実例〉

 

Iさんから便りがきました。次の通りです。

 

拝啓 桜の季節も終わり夏の足音が聞こえてくる今日この頃です。

 

先生はますますご活躍のことと思います。

 

私は、仕事にもだいぶ慣れ、生活も落ち着いてきました。これもひとえに先生のお陰と感謝しております。

 

さて本題ですが、先生に相談しようかどうしようかと迷ったのですが、何かの因果があるかもしれないと思いペンを取りました。

 

ご存知のように昨年、私はだまされてしまいました。今考えても不思議なのですが、彼女が欲しいと思い出会い系サイトに手を出してしまいました。今までそんなことは一度も思ったことはありませんでした。

 

それで最近考えてみると、昔から女性とは相性が良くありません。それで前世で私は、女性に何か悪いことをしているのかと思い、先生に聞いてみようと考えました。

 

もう現世では、結婚したいとか彼女が欲しいとかは思っておりません。今からは皆様に恩返しをしなければなりませんし、この歳ですからそれでいいと思っております。

 

ただ死ぬまでには、何か因果があれば消しておきたいです。もし生まれ変わって来世でも同じ過ちだけは繰り返したくないです。それをお聞きしたいのです。

 

今さら何があっても驚くこともありませんのでよろしくお願いします。

 

追伸 最初に書き忘れましたが、先生の本(『心の友』誌第二十五号)読ませていただきました。この本を読ませていただいて非常に考えさせられました。今まで私がしてきたことを振り返りながら読むとやはり自分のことしか考えずに生きてきたように思います。

 

これからは「思いやり」「愛」を忘れず皆様に償いをしながら奉仕の心を忘れず生きていきたいと思います。そして自分の目標に向かって一歩一歩、大地を踏みしめながら感謝しながら生きたいと思います。

 

最後になりましたが、私が好きな詩を書いておきます。これから先生に自信を持って会えるようにそれを励みに生きていきます。 合掌

 

君がいたから今の自分がいる

ただ在ることにありがたく思う

ありがとう

息抜く力 生き抜く力

人生流れるまま 流されるまま戦った

こんな生き方もある

今が幸せ いつも今

 

UnsplashKouji Tsuruが撮影した写真

*写真は本文とは関係ありません。

 

〈回答〉

Iさんが女性関係で苦しめられるのは、前世の因縁でした。前世では雇われ百姓をしていました。Iさんは男前で働き者でした。その時に大地主の娘が、使用人であるIさんに惚(ほ)れてしまい夢中になってしまいました。

 

Iさんもこの娘さんが好きでしたが、身分の違いから二人は一緒になることはできませんでした。その地主の娘がIさんを忘れられず、今も暗いあの世から念を送っているのです。

 

もう一つありました。その時の同じ使用人であった別の女の人がIさんに片思いして、Iさんに念を送っていました。このためにIさんは、この世でいろいろと女性に関する問題が起こっているのです。

 

早々にこの二人の女性を呼び出し、真理を教えて諭(さと)し、霊界で勉強をするように善霊である指導霊に依頼しました。その後Iさんは、心の迷いもなくなり会社も変わって、今は責任ある仕事を任され張り切って働いています。いずれ、ふさわしい女性とめぐり合い結婚するでしょう。

 

このように自分では前世で何も悪いことをしていなくても、片思いであったり、逆恨(さかうら)みであったり、誤解からの恨みであっても、その念を向けられるとこちらの人間が困ることがよくあります。

 

[解説] 文章だけからだと分かりませんが、相談者の方は、今回の人生では男前ではなかったのでしょうか、男前だったのでしょうか。今回の人生で男前じゃなかったら、前世で惚れた二人の女性も、執着しなかった気もします。今回も男前だったが、嫉妬で恋愛運を下げられていたら、それはひどい気がしますね。

 

しかも女性たちにひどい扱いをしたとかなら分かりますが、文章を読む限りでは、特段相談者の方は何もしていないように見えます。とすると、一方的に念を送られているのであり、勘弁してくれという感じでしょう。というか、そこまで二人の女性が執着するような男前ってどんだけ男前なんじゃー!という気がします。

 

普通は、こういう一方的な霊障は、許されないので、高級霊が女性たちの霊に対処するはずなのですが、本件では放置されていたようです。細かい事情が書いていないのですが、おそらく相談者の方は、他の部分で因縁があり、その解消のために、放置されていたのだと思います。前世で働き者だったようなので、あまり不徳を積んだようにも見えませんが、、、

 

恋愛というのは、修行を効果的にするために神様が考えたシステムであり、全く厄介なものです。強制的に誰かと人生を共にし、その過程で修業をさせるわけです。これがもとで色々なトラブルが生じるので、いっそのことなくしたらどうかと思いますが、色のない世界は無味乾燥というのもあるのかもしれません。