〈Hさんの実例〉
当院の患者さんであるHさんの話です。この話の中に出てくるYさんとは、そのHさんの娘です。『心の友』誌では、Yちゃんと言う呼び方で書かせてもらっているので、皆さんもすでに周知されていると思います。彼女が高校生の頃は、犬や猫と会話したとか、人の後ろに霊がいるのが見えるとか、…いろいろありました。
その後、命根石や霊的対処をしてすっかり普通の人となりました。見えていた霊も見えなくなりました。今では、二児の母として頑張り、若いのに家まで購入して幸せそのものです。ところが、Hさんが治療中に娘のYさんについて話し出しました。
おばあちゃんとなったHさんは、孫が小さいため娘の手助けに週に五日は娘の家に通っています。それがここ二回ほど、お母さんの歩いた後が汚れるとか、暑いので窓を開けると汚い物が入ってくるとか、お母さんの顔を見るとシャクにさわるとか腹の立つことばかり言うので、もう手伝いには行きたくないと言っています。
これはおかしいと思いすぐに、Yさんについて高級霊さまにお伺いしてみました。するとYさんは、前世では巫女(みこ)でした。その霊性の関わりから、今度購入した家の近くにあった神社跡の稲荷がさまよっていて、Yさんに憑(つ)いて困らせていることが分かりました。
すぐにこの稲荷を助け出し、心の修行をし直すように導きました。Yさんは、その日からコロリと変わり元の娘に戻りました。
UnsplashのRay Hennessyが撮影した写真
以上、これまでに、幾つか実例として、社の神として祀られた人霊を紹介しました。神といっても普通の人と同じで、心ができていないとさまよったり暗いところへ落ちたりします。
神社や仏閣に神として祀られているからといって、特別に力があるわけでもなく一般の人を救済する力もありません。
このことからもわかるように、困った時の神頼みではなく常に自分の心を磨き、願わなくても高級霊さまにご守護をいただけるような生き方をしなければと思います。
[解説] 私たちは困ると神頼みをしますが、普段から、神の意に沿った生き方をしていれば、こちらからお願いしなくても神様は助けてくださいます。普段何もしないで、困った時に色々神社を回っても、変な神に頼られたり憑かれたりして、状況が悪化するだけ、というのはよくあることです。
この世界は摩訶不思議で、すべての構造が解明されていませんが、これが実際なのです。
私は基本的に、地元の氏神様しかお参りしません。これは、大神様の教えの中で、生まれた地元の氏神様は、自分のことを心配しているから、引っ越しても、たまに帰って参拝したほうがいいと言った話があったからです。