〈Lさんの実例〉
Lさんからの手紙です。
宮下先生大変お世話になっております。
『心の友』誌を送っていただき有り難うございます。
こんなに早く第二十五号が届くとは思いませんでした。
大変お忙しいのに頭が下がる思いです。
先日はよいアドバイスをいただき有り難うございました。
私の足はどうなっているのか病名だけでも知りたいと思い近くの整形外科に行ってレントゲン写真を撮っていただきました。
「変形性股(こ)関節症」と診断され、四、五回治療に通いましたが、同じことの繰り返しで痛みが増してくる状態なので治療をやめました。
宮下先生のアドバイスで、今は痛みもおさまり時々痛みもありますが気にはなりません。ただ体を温め、足に筋肉をつけるため早朝に体操をしています。
『心の友』誌を読んでいたら、私の実家の先祖の因縁ではないかと思いましたので手紙を書きます。
私の姉妹(きょうだい)は七人です。全員が女で、私は末っ子です。三女の姉は、三十年前に交通事故にあい関節を痛め、今はかなり足の長さが違い片足を引いて歩いています。
以前、私が通っていた整体院に姉を連れて行ったときに、整体の先生に遺伝なのかなあと言われた記憶があります。
それに、私のすぐ上の姉の六女は、四年前に脳出血で右半身不随となり今はリハビリに頑張っています。そして長女の姉が家を継いでいますが、その長男は四十五歳で独身です。長男の借金や家出なので大変姉も悩んでいましたが、宮下先生に良いアドバイスをいただき、住んでいる土地に因縁があるというので三ヵ月間お詫びをしました。それからは問題もなくなり心より感謝しております。ありがとうございます。
私が引っ掛かるのは実家の先祖のことです。父は、母と一緒になる前に別の人と結婚していて、その女の人は籍にも入れてもらえず、病弱で実家に帰されて亡くなったらしいです。
その後、母と結婚して子供七人が産まれました。姑が非常にきつい人で、よく泣かされていじめられたことは人に話をしている時に私もそれとなく聞いていました。姑はとにかく母が気に入らないらしく、私が産まれた時に私の名前を両親が届け出ようとしたら、姑が黙って先に違う名前で役所に届けを出していたようです。すでに受理されていて、父も母もどうすることもできなかったらしいのです。
また、私の実家では来月に、亡くなった両親の法要を営みます。これも何か意味があるかと思います。すでに「L家先祖代々之霊位」の位牌は作ってあり、姉に守ってもらうように話したいです。
追伸
長々と書きましたが、私の股関節の場合は骨と骨の間に隙間もあり、この軽い段階で痛みます。しかし、痛みがあっても自然と「ありがとう」という言葉がでてきました。宮下先生にはいつもありがとうございます。とても感謝でいっぱいです。
〈回答〉
私からの返事です。姉妹で足の悪いのは、L家の先祖の因縁です。
先祖は武士でありました。使用人がひどく悪いことをしたため、石を抱かせて拷問(ごうもん)をしました。この時に、この使用人の二人が股関節を痛めて足を悪くしてしまいました。そのことで逆恨みをして、L家の子孫に恨みの念を向けているのです。
これを解決しない限り姉妹の足の痛みは治らないでしょう。これを読んだらこの手紙を送り返してください。こちらで善処いたします。L家の先祖は全然悪くないので、Lさん姉妹は詫びる必要は無いそうです。(後日、早朝にこの二人の霊を善処しました)
「L家先祖代々之霊位」の位牌を作ったそうですので魂入れをさせてもらいます。
この二つのことをすれば、足の痛みも良くなるでしょう。
そしてまた、その後の手紙です。
宮下先生いつもお世話になっております。
お忙しいところ早速お返事をいただき大変ありがたく思います
『心を友』誌第二十五号はとてもわかりやすく一気に読みました。
実家の姉に連絡を取り、快く位牌を祀ってくれるか話し合ってみます。
「運命を変える祈り」の文も赤ラインを引いて手渡します。私も毎日祈っております。
私自身、一見マイナスの出来事でもプラスに心が切り替えられる余裕がとても嬉しく思います。ありがとうございました。
〈後日談〉
Lさんの股関節の痛みもおさまり、また姉さんたちの足も快方に進んでいくと思います。一度壊れた肉体ですから、医学的な治療も大切です。時間はかかりますが必ず良くなります。
先祖代々の魂入れをしたから、L家に関わる人たちは皆さんよくなっていきます。信じる信じないは別として、結果として皆さんが良くなれば良いのです。痛かったり苦しかったりでは陽気な暮らしはできません。
どうもいろいろの相談を受けていて感じるのは、「素直な人」の方が助かりも早いようです。とにかく言われたことを素直にやってみることです。お金がかかることでもありませんし、変な宗教に勧誘するのでもありませんから安心していただきたいと思います。
それから、この拷問にかけられ恨んでいた霊は、暗い寒い所で苦しんでいたのです。どんな理由があろうとも、人を恨んだり憎んだりすると、その心が暗い世界へと自分を連れて行ってしまうのです。霊の世界は、心の世界だからです。
この世でも、自分の心を磨けば磨くほど自分の人生は幸せになります。そのように宇宙の法則がなっているからです。心を磨くということは、自分が幸せになるばかりでなく子孫にもその徳が行き、子孫が良くなる種となります。
UnsplashのThe Cleveland Museum of Artが撮影した写真
[解説] 地球に生きていると、どうも理不尽なことが多い、一体全体、神様がいるなら、どうしてこんなセカイになっているんだ、と思う方も多いかもしれません。
理不尽なことが多いのは、魂の修行のためです。理不尽なことがなく全てが理路整然としていると、修行が効果的にできないのです。特に、肉体のない霊界では、魂の癖を取るのが難しいですから、敢えて理不尽なことが起きる地球に送られているのです。
そうだとしても、神の世界も、霊の世界も訳がわからない。私はこう感じます。例えば、今日の例でも、先祖が悪い使用人から逆恨みされた霊障が子孫に来ていて、しかも謝る必要はないというなら、何でもっとはやくに高級霊が介入して何とかしてくれなかったのかと思います。
これも理不尽というよりなにか理由があるのでしょう。あるいはないのかもしれません。神の世界や霊の世界から見ると、理不尽と言ってもどのみち霊界に帰るし、地球上のことは、多少理不尽さがあっても修行として魂の糧になるので、大らかなのかもしれません。
素直な人の方が上手くいくというのはそのとおりだと思います。この素直というのが曲者で、現世で素直すぎると、騙されてひどい目にあうのも事実です。だから、何に対しても素直である必要はないのですが、ここで素直と言っているのは、とりあえず神の教えを信じて、実行するかどうかの文脈での素直さです。
神などいない、目に見えないものは信じない、こういう姿勢だとそれはまあ、助かりませんね。信じないのは自由ですが、構造上、それだと助からないので、神様としてもどうしようもないといったところでしょう。信じないまま不幸を突っ走っても、それも人生。何度か転生して悟るまでは、高級霊も手伝うことは手伝うけど、結局最後は本人次第、といったところでしょうか。
私もムカつく奴や、地獄へ落ちろと思う奴は山程います。ただ、神の教えを知るほど、起こると損なのでやめるようにしています。ここに書くのも、自分に言い聞かせる意味もあります。
人間ですから、体調もありますし、完全に覚醒している時なら、本当にどうでもいいことだと思えます。因果応報則を知っていたら、地獄に落ちる人間は放っておいても落ちていくので、自分で蹴落とす必要はありません。雑魚がどうなろうとどうでもいいことなのです。
他方で、時として、自分で蹴落としてやりたいと思うことがあります。しかし、それをやると、自分の不徳になります。相手は地獄に落ちるでしょうが、自分が巻き込まれては愚かなことです。だったら、まあ、放っておこう、と思うわけです。
千年だか、万年だか、億年だかわかりませんが、私達の魂は永い時を生きているので、今の数十年は全体からみると、正直、一瞬のことでそこまで怒るようなことでもありません。
このように考えることで、俗世を超越した意識を持つことができます。まあ、もっと悟れば、こんなことを考えなくとも、腹も立たないんですけどね。
