「スター・ウォーズ」
(最新タイトル:「スター・ウォーズ エピソード4/新たなる希望」)
(原題: Star Wars: Episode IV A New Hope)
1977年5月25日公開。
ジョージ・ルーカス監督の代表作。
興行収入:$775,398,007。
キャスト:
- ルーク・スカイウォーカー - マーク・ハミル
- ハン・ソロ - ハリソン・フォード
- レーア・オーガナ - キャリー・フィッシャー
- ダース・ベイダー - デヴィッド・プラウズ
- オビ=ワン・“ベン”・ケノービ - アレック・ギネス
- C-3PO - アンソニー・ダニエルズ
- R2-D2 - ケニー・ベイカー
- チューバッカ - ピーター・メイヒュー
- ターキン総督 - ピーター・カッシング
あらすじ:
かつては平和が保たれていた銀河系も、今では共和国が崩壊し、それにかわって出現した銀河帝国が独裁体制を敷き、圧政によって銀河系全宇宙を制圧しようとしていた。
この帝国独裁に抵抗する少数の人々はアルデラーン惑星のレーア・オーガナ姫(キャリー・フィッシャー)を中心に惑星ヤービンに秘密基地を築いて、帝国打倒を秘かに計画していた。
一方、帝国側も最新兵器『死の星(デス・スター)』を建造して反逆者たちの抹殺を計っていた。
レーア姫が帝国の親衛隊長ダース・ベイダー(デイヴィッド・プラウズ)率いる宇宙巡航艦にとらえられたのは、『死の星(デス・スター)』の構造機密を盗んで逃げる途中のことだった。
抵抗する反乱軍が鎮圧されたとき、1組のロボットCー3PO(アンソニー・ダニエルス)とR2ーD2(ケニー・ベイカー)の乗った球型脱出機が巡航艦から飛び出し、砂漠の小惑星タトゥーインに着陸する。
しかし、さまよっているところをジャワ族につかまり、セリ市に出されてしまう。
このセリ市でロボットたちを買った若い農夫ルーク(マーク・ハミル)は偶然R2ーD2の映像伝達回路に収められたレーア姫の救いを求めるメッセージを発見し、心を動かされる。
他に救助の手を求めるべくルークの許を去ったR2ーD2を追ったCー3POとルークは、砂漠の蛮族タスケン・レーダーズに襲われたところをベン・ケノービ(アレックス・ギネス)と名のる老人に助けられる。
彼こそ、共和国のジェダィ騎士団の生き残りで、レーア姫がメッセージの中で助けを求めた勇士オビ・ワンだった。
彼はルークが騎士団の仲間の1人の忘れ形見であることを知り、レーア姫救出に協力する。
彼らは宇宙船調達のため、タトゥーイン惑星の宇宙空港のある街モス・イーズリーで密輸船長ハン・ソロ(ハリソン・フォード)とその右腕チューバッカ(ピーター・メイヒュー)に会い、彼らの乗る宇宙船ミレニアム・ファルコン号を買い取るが、その時ロボットたちを追跡してきた帝国側の襲撃にあう。
ファルコン号に乗りこみ、タトゥーインを緊急脱出するが、追手からのがれるために別の空間にジャンプした時に、帝国の属領総督グランド・モフ・ターキン(ピーター・カッシング)が『死の星(デス・スター)』の偉大さを示すために破壊した惑星の残骸のただ中へと飛び込む。
ミレニアム・ファルコン号は『死の星(デス・スター)』の磁力ビームによって捕えられるが、激しい戦斗の末、レーア姫を救出して脱出に成功する。
しかしこの戦いで、ベン・ケノービはダース・ベイダーの光線剣(ライト・サーベル)での一騎打ちに敗れ、命を絶ってしまう。
反乱軍の基地にレーア姫を連れ帰ったルークたちは、決死隊を組織して『死の星(デス・スター)』を迎え撃つべく飛び立つ。
死斗の中、ルークが危機に陥ると、今まで魂だけの存在となったベン・ケノービの声が聞こえ、窮地を救う。
ハン・ソロの協力を得、斗いは反乱軍の勝利に終り、大爆発を起こした『死の星(デス・スター)』は消滅するのだった。
コメント:
SF大作「スターウォーズ」の第1作である。
シリーズ化に伴い、後に『エピソード4/新たなる希望』と副題が追加された。
銀河宇宙を舞台に織りなす英雄たちと悪漢たちの物語を特撮を使って描いている。
製作はゲイリー・カーツ、監督・脚本はのジョージ・ルーカス、撮影はギルバート・テイラー、音楽はジョン・ウィリアムスが各々担当。
出演はマーク・ハミル、ハリソン・フォード、キャリー・フィッシャー、ピーター・カッシング、アレック・ギネス、アンソニー・ダニエルス、ケニー・ベイカー、ピーター・メイヒュー、デイヴィッド・プラウズなど。
大変な衝撃を受けたSF映画の金字塔「2001年宇宙の旅」から10年後、このスター・ウォーズも同じ位の衝撃だった。10年の歳月を経て、CG等の映画技術は格段に進歩しており、令和の今、初めて見る人にとってはそれほど衝撃を受けないかもしれないが、最初に公開された1970年代後半においては、全ての人にとって衝撃的であった。
何といっても、注目は悪役のダース・ベイダーの存在である:
公開時には、その後壮大なるシリーズものに発展するとは夢にも思わなかったが、個人的にはこの一作目と二作目が気にいっている。
三作目以降はややマンネリを感じたり、時系列が複雑になって追いつけなくなってしまった感がある。
その年のアカデミー賞作品賞候補にはなったが、結局、賞は「アニー・ホール」にとられてしまった。
今振り返るとあり得ない。
AFIの「スリルを感じる映画100」の27位に入っていることは、当然だ。
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