谷崎潤一郎の映画 「刺青 SI-SEI」 新しい「刺青」を描く! | 人生・嵐も晴れもあり!

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「刺青 SI-SEI」

 

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「刺青 SI-SEI」 予告編

 

 

2006年2月25日公開。

刺青に魅せられた彫り物師と若い女性の、数奇な運命を描いた官能ドラマ。

 

原作:谷崎潤一郎「刺青」 

脚本:夢野史郎 

監督:佐藤寿保 

 

キャスト:

吉井怜 美妙
弓削智久 精像
下元史朗 朗読
佐倉萌 刺青の女たち
後藤美咲 刺青の女たち
加賀雅 刺青の女たち

 

JFDB - 刺青 SI-SEI

 

あらすじ:

大学院で江戸時代の錦絵を研究している美妙(吉井怜)の肌に魅せられた、絵画修復師の精像(弓削智久)。

彼は、彼女を誘拐監禁してその背中に刺青を彫らせるよう迫るが、心の奥底で変化を求めていた美妙は、逆に最高の刺青を彫って欲しいと彼に要求する。

やがて、美妙の背中に見事な”瀧夜叉姫“の刺青が彫られた。

だがその時、ふたりの数奇な運命が明らかになる。

実は、ふたりは伝説の彫り物師・彫精の血を引く異母兄妹で、ふたりが初めて出会った時、それぞれに本能とも呼ぶべきもうひとつの人格――彫り物師としての精像と、彫精の刺青を後世に残すべく、彼の刺青を背負った女たちの背中の皮を剥ぎ取るコレクターとしての美妙――”TATOO“を覚醒させていたのだ。

それを自覚した美妙は、今度は自分が精像のコレクションにさせるのではないかと危惧して彼を刺殺する。

彼のアトリエから脱出を図るのだが、精像が彼女の体に埋め込んでいた針によって、彼女もまた命を落としてしまうのであった。

 

 

コメント:

 

これまで2度映画化されている谷崎潤一郎の短編小説『刺青』。

今回は、吉井怜主演で映画化されている官能ドラマである。

 

絵画修復師の精像は、伝説の彫り物師・彫精を越えることを目指し、また彫精の芸術作品とも言える刺青を後世に残したいと考えていた。

そんなある日、精像にとって最高の背中を持つ美砂と出会う。

精像は美砂を誘惑監禁して刺青を彫らせるよう迫ろうとするが、大学院で江戸時代の錦絵を研究している美砂は、逆に最高の刺青を精像に彫ることを要求する。

背中を抱きしめるような見事な八重垣姫の刺青が美砂に彫られた。

そしてその瞬間から2人は逃れることの出来ない運命と対峠することとなる。