アル・パチーノの映画 「カリートの道」 デ・パルマ監督とのタッグによる大ヒット作! | 人生・嵐も晴れもあり!

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「カリートの道」

(原題:Carlito's Way

 

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「カリートの道」 予告編

 

「カリートの道」プレビュー

 

1993年11月10日公開。

ニューヨーク州最高裁判所の元判事エドウィン・トレスの同名小説を映画化。

興行収入:$36,948,322

 

脚本:デヴィッド・コープ

監督:ブライアン・デ・パルマ

 

キャスト:

  • カリート・“チャーリー”・ブリガンテ - アル・パチーノ
  • デヴィッド・クラインフェルド - ショーン・ペン
  • ゲイル - ペネロープ・アン・ミラー
  • ベニー・ブランコ - ジョン・レグイザモ
  • ステフィー - イングリッド・ロジャース
  • パチャンガ - ルイス・ガスマン
  • ノーウォーク - ジェームズ・レブホーン
  • ラリーン - ヴィゴ・モーテンセン

 

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あらすじ:

1975年、ニューヨーク。カリート・ブリガンテ(アル・パチーノ)は、組織のお抱え弁護士クレインフェルド(ショーン・ペン)の尽力で、30年の刑期を5年で終えて出所した。

かつては麻薬王としてならした彼も、今度こそ足を洗い、バハマのパラダイス・アイランドでレンタカー屋を営むことを夢見ていた。

だが、従兄弟の麻薬取引のトラブルに巻き込まれたカリートは、心ならずも手を血で染める。

彼は昔なじみのサッソ(ホルヘ・ポルセル)のディスコに、死んだ従兄弟の金を投資し、儲けを貯め始める。

街はすっかり様変わりし、信頼していた仲間のラリーン(ヴィーゴ・モーテンセン)は検事となって偵察にきたうえ、チンピラのベニー・ブランコ(ジョン・レグイザモ)がのしていた。

昔の恋人であるダンサーのゲイル(ペネロープ・アン・ミラー)と再会したカリートは、彼女への愛に生きることを誓う。

その頃、コカインと汚れた金に溺れていたクレインフェルドは服役中のマフィアのボス・トニー(フランク・ミヌッチ)に脅され、脱獄の手引きをさせられる。

彼に恩義があるカリートは断りきれずに手を貸す。

だがクレインフェルドは深夜のイーストリヴァーで、脱獄したトニーとその息子フランクを殺す。

間もなく彼はマフィアに命を狙われて重傷を負う。

一方、ノーウォーク検事(ジェームズ・レブホーン)はカリートに、クレインフェルドの犯行を証言すれば免罪にすると司法取引を持ちかける。

検事は、彼がカリートをハメようと虚偽の証言をしたテープを聞かせた。

カリートは取引に応じず、裏切り者のクレインフェルドをマフィアに殺させるように仕向けてカタをつけた。ゲイルと落ち合うグランド・セントラル駅へ急ぐカリートは、追って来たトニーのもう一人の息子・ヴィニー(ジョゼフ・シラーヴォ)一味と構内で壮絶な銃撃戦を演じる。

ゲイルと列車に乗り込もうとした瞬間、カリートは寝返った用心棒のパチャンガの手引きでベニーに撃たれ、静かに息絶えた。

 

カリートの道 の映画情報 - Yahoo!映画

 

コメント:

 

愛する女のために足を洗おうとしながらも、周囲によっていやおうなく再び悪に手を染めざるをえなくなる男の姿を描いた犯罪ドラマ。

 

アル・パチーノは、期待を裏切らない、いつ観てもカッコいい!

カリートの道 - シネマ一刀両断

周りの人間は、出世や金、保身のためにすぐに裏切るクソヤローばかり。

しかし、カリートは決して仲間を裏切らない義理堅い唯一の男。

サングラスがよく似合い、女にもモテる。

さすがアルパチーノ様だ。


実社会とは真逆の世界だが、カリートの生き様は見習うべき美学がある。

 

かつて麻薬王と恐れられた男が、闇の世界から足を洗おうとするが、なかなかそうはいかないという物語。
アル・パチーノが貫禄を見せる。

だらしのない弁護士のショーン・ペンもいい。

 

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アル・パチーノがかつての恋人ペネロープ・アン・ミラーの部屋に行くシーン。

チェーンで少しだけ開いたドア、その隙間越しに話すアル・パチーノとペネロープ・アン・ミラーのそれぞれのショット。

ペネロープはチェーンを外さず、部屋に戻るが、そこで着ていたものを脱いでいくその姿が鏡越しに見える。

そして、アル・パチーノはドアを蹴破って、彼女の元に向かう。

この一連のショットはとてもスリリングで素晴らしい。

 

映画『カリートの道』 元麻薬王が新たな人生を画策するも悪の道から抜け出せず、死す! - Middle Edge(ミドルエッジ)


また、最後、アル・パチーノがイタリアマフィアに追われるシーンで、エスカレータを使ったガンファイトのシーンは、「アンタッチャブル」を思い出させる緊迫感があり、アル・パチーノの代表作『スカーフェイス』を演出したデ・パルマ監督らしいタッチだ。

 

原題の「Carlito's Way」はフランク・シナトラの「マイ・ウェイ」にちなんでつけられたが、劇中に「マイ・ウェイ」は一回も使われていない。

『それから』をベースにしているのに映画のタイトルが『カリートの道』なのは、『それから』と原題が同じマーティン・スコセッシ監督の『アフター・アワーズ』(After Hours)との混乱を避けるためだという。

 

クライマックスの銃撃戦が行なわれるエスカレーターは、ニューヨークのグランド・セントラル駅に実在する。

映画では非常に長いエスカレーターに思えるが、実際はかなり短い。

これはデ・パルマ監督の得意する撮影テクニックであり、彼の『アンタッチャブル』の乳母車のシーンにもその手法が使用されている。

 

グランドセントラル駅へ行こう - Grand Central Terminal

 

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