ハンフリー・ボガートの映画 「アフリカの女王」 アカデミー主演男優賞を受賞! 英語版視聴可能! | 人生・嵐も晴れもあり!

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「アフリカの女王」

(原題: The African Queen

 

 

「アフリカの女王」 予告編

 

THE AFRICAN QUEEN 全編(日本語字幕なし)

 

1951年12月23日米国公開。

1952年8月12日日本公開。

ハンフリー・ボガートの代表作。

初のアカデミー主演男優賞受賞作。

世界興行収入:10,800,000ドル。

 

 

受賞歴:

アカデミー賞 

受賞 :

主演男優賞:ハンフリー・ボガート 

ノミネート :

監督賞:ジョン・ヒューストン 

主演女優賞:キャサリン・ヘプバーン 

脚本賞:ジェームズ・エイジー、ジョン・ヒューストン 

 

英国アカデミー賞 

ノミネート: 

総合作品賞 

最優秀外国男優賞:ハンフリー・ボガート 

最優秀外国女優賞:キャサリン・ヘプバーン

 

 

脚本:ジェームズ・エイジー、ジョン・ヒューストン

監督:ジョン・ヒューストン

出演者:

ハンフリー・ボガート 

キャサリン・ヘプバーン

ロバート・モーレイ

ピーター・ブル

 

 

あらすじ:

1914年。

欧州で戦乱が起こった頃、アフリカのドイツ領コンゴでは、ドイツ軍が村の掠奪を行い、宣教師はそのショックで死んでしまった。

彼の妹ローズ・セイヤー(キャサリン・ヘプバーン)は天涯孤独の身となった処を、カナダ生れの飲んだくれ男・チャーリー・オルナット(ハンフリー・ボガート)に引き取られた。

チャーリーは村々に食糧や郵便をくばる川蒸気「アフリカの女王」号を操っていたが、戦争の終わるまで仕事をやめて引きこもろうと決心した。

しかしローズは、川を下って下流の湖に碇泊しているドイツ砲艦「ルイザ」に近づき、舟もろとも魚雷をぶつけて撃沈しようと言い張った。

やっとみこしをあげたチャーリーは、彼女と共に川を下りはじめたが、雨が降っても彼女の居る被いの中には入れて貰えず、秘蔵のジンは川に捨てられてしまう始末だった。

やがて舟はドイツ砲台の前を通過、エンジンをこわされ、やっと逃れると激流にはまって矢のように岩の間を滑り出した。

エンジンが直った時二人は思わずキスし、以後、曲ったスクリューを一週間もかかって叩き直したり、マラリアにおかされたチャーリーをローズが必死に看護したりする苦労を重ねて、ようやく湖にすべりこんだ。

二人はひそかに舟に魚雷をとりつけ、夜と共に「ルイザ」に向けて突進したが、波が高く、突撃寸前で舟は転覆し、沈没してしまった。

二人は「ルイザ」に捕われ、スパイとして絞首刑を宣告された。

だが、チャーリーは執行前にローズとの結婚式を挙げさせてくれと頼み込む。

結婚式が許されて、二人の式が行われている時、突如「ルイザ」は大爆発を起こした。

沈んでいた「アフリカの女王」に乗り上げたのであろうか。

チャーリーとローズは、意気揚々と岸に向かって泳ぎはじめた。

 

 

コメント:

 

ついに、我らがボギーがオスカーの主演男優賞を獲得した記念すべき作品だ。

公開当時、ボギーは52歳。

正に遅咲きの中年俳優が念願の受賞となった作品がこの「アフリカの女王」。

 

タイトルの「アフリカの女王」とは舟の名前。

ハンフリー・ボガートとキャサリン・ヘプバーンの二人旅となるアドベンチャー物語。

村を出てから湖に出るまでが見どころ。

 

二人の喧嘩のシーンが最高。

ボギーが演じるチャーリーが、思わず「ガリガリの行かず後家」と口走った時の反応が面白い。

その結果、ジンをすべて捨てられ、しばらく口を利いてもらえなくなる。

敬虔で一途なローズと、飲んだくれ船頭の掛け合いが見事。

ハチャメチャな二人のアドベンチャー旅行から愛が芽生えるという、典型的な冒険もののコメディだ。



ハンフリー・ボガードは、「カサブランカ」のような色男ぶりから、ひげ面の野生的な人相になっている。

場違いなような雰囲気のお茶の席や、ジンを捨てられて落ち込む姿など、ボギーの典型的なカッコよさとは異なる設定。

しかし、怖いもの知らずで、明るく、快活で、情熱的。

次第に男らしさが出てくる。

 

キャサリン・ヘプバーンは宣教師の妹の気丈な女性で、ドイツ軍艦の撃沈を宣言したり、急流を乗り切ったりと、冒険はすべて彼女がリード。壊れたスクリューを直すために川に飛び込んで活躍するなど、すっかり船頭のお株を奪った活躍ぶり。

そして最後は、お互いを認め合い、恋に落ちる。



過去から現在まで作られ続けている冒険ものラブストーリーの典型的なパターン。

そして1951年のカラー映像。

往年の娯楽映画として絶対に一度は観るべき貴重な作品。

 

 

世界の往年女優人気第1位は、キャサリン・ヘプバーンだ。

オードリー・ヘプバーンではないのだ。

実は俳優としての実績も格も違うのだ。

この女優の演技力はハンパない。

海外の女優の中で、ここまで気高く、演技力があり、人々を感動させている人はいないのだ。

 

 

この映画の英語オリジナル版(日本語字幕無し)は、今ならYouTubeで全編無料視聴可能。

映画など全く分からなくても、ストーリーは単純なので理解できる。

ご覧あれ。

 

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