007シリーズ 第4作 「007 サンダーボール作戦」 | 人生・嵐も晴れもあり!

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「007 サンダーボール作戦」

 

 

 

007 サンダーボール作戦 プレビュー

 

007 サンダーボール作戦 ボンドガール

 

1965年12月11日日本公開。

OO7シリーズ 第4作。

興行収入: $141,200,000。

 

 

 

脚本:

リチャード・メイボーム
ジョン・ホプキンス

監督:テレンス・ヤング

出演者:

ショーン・コネリー 

クローディーヌ・オージェ 

アドルフォ・チェリ

 

 

あらすじ:

ボンド(ショーン・コネリー)は暇にまかせてある療養所に行き不思議な刺青をした男を見て興味を持ったのだが、その男がボンドの注目をひいたということで殺された。

それはボンドの宿敵スペクターの首領の仕業だった。

そのころ、原爆を積んだNATOの飛行機がスペクターの手に奪われ、米英の首脳のもとに一週間以内に一億ドル支払わなければアメリカに原爆を落すというとんでもない脅迫を受けたという。

ボンドはこの事件の解決を命じられた。

行方不明の飛行機の調査の焦点が西印度諸島バハマ群島にしぼられた。

一方スペクターの首領からこの作戦の指揮を命じられた一号エミリオは、バハマに完璧な準備を整え、表面は情婦ドミノ(クローディーヌ・オージェ)と共に豪華水中翼船まで浮べて遊ぶ富豪を装っていた。

ボンドは貿易商を装いドミノに接近、秘密兵器課の科学の粋を集めてスペクターに対抗する準備を整えた。

珊瑚礁の一つに原爆が隠されていることを探り出したボンドは人喰い鮫の出没する海底に潜って、飛行士の死体に群れる鮫の動きから原爆の所在を知った。

奪回する方法が問題だ。

ドミノはその飛行士が金につられた兄と知り、ボンドと運命を共にしようと決心した。

彼はいつ原爆が船に積みこまれるかをボンドに報せる使命を持って船に帰った。

発覚したのか?案外、原爆を水中翼船に積まず、海中で爆発させるかもしれない。

ボンドは十人の潜水隊を組織して水中で待ち、これを未然に防いだ。

スペクターの首領ラルゴ(アドルフォ・チェリ)は自身で爆弾を仕かけるために水中船に乗りこんだ。

ボンドが姿を現わし、二人の死闘がつづいた。

突然、ドミノが物陰から射ったモリでラルゴは息絶えた。

彼女はボンドの予想通りラルゴに裏切りを見破られ、船室に監禁されていた。

彼女の体には拷問のあとが残っていた。

原爆は無事回収され、ドミノはボンドに抱かれて幸せそうだった。

 

 

コメント:

 

情婦からボンドに寝返るクローディーヌ・オージェの麗しい美貌は、シリーズでもトップクラスのボンドガールだ。

去年12月に亡くなったそうで哀悼。

 

何よりも気のきいたセリフが楽しめる。

コネリー=ボンドの完成形を見ることができる。

粋な小道具にタフなアクション。

大人のためのファンタジーの舞台は海底。

世界を相手に脅迫状を突き付ける犯罪組織スペクター相手に、我らがコネリー扮するボンドが、勘を頼りに縦横無尽の大活躍。

 

 

本作の見どころは、秘密結社スペクターの内部事情かも。
結社のボス№1を社長に見立て、№2、№3、№4らの幹部を集めて会議がある。
幹部の収益報告が低いと・・・№1が非情のスイッチを・・・。
ラストに大型クルーザーが分離して、前側の水中翼船で逃げて行くところも見せ場。

観客をとことん楽しませようという意欲とセンスの良さを感じる。

 

 

ボンドガールにはフランス、パリ生まれのクローディーヌ・オージェが抜擢された。

オージェがナッソーで休暇中に、プロデューサーのケビン・マクロリーが彼女を見て、彼の映画「サンダーボール」のオーディションを受けることを勧めた。

彼女が演じるドミノの役は、もともとはイタリア人女性のドミネッタ・ペタッキが演じる予定だった。

プロデューサーがオージェの美しさに非常に感銘を受け、オージェのキャラクターに合うようにフランス人女性の役柄に脚本を書き直させた。

 

 

 

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