名優・市川雷蔵の代表的映画「眠狂四郎シリーズ」 | 人生・嵐も晴れもあり!

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眠狂四郎(ねむり きょうしろう)

眠狂四郎 (市川雷蔵)

 

 

 

眠狂四郎は、歴史小説家・柴田錬三郎の小説に登場する剣客です。

 

1956年5月から『週刊新潮』に連載された「眠狂四郎無頼控」で初登場しました。

 

『大菩薩峠』の主人公机竜之助に端を発するニヒル剣士の系譜と、柴錬の作風を貫くダンディズムが融合した複雑な造形がなされているキャラクターです。

 

転びバテレンと日本人の間に生まれた混血という出自を持ち、平然と人を斬り捨てる残虐性を持つ独特の人物です。

 

「円月殺法」という独自の剣法を使います。

 

眠狂四郎 円月殺法

 

その生い立ちを背負い、虚無感を持ちつつ豊臣秀頼佩刀と伝わる「無想正宗」を帯び「円月殺法」という剣術を用いて無敵の活躍をするというストーリーに人気が集まり、以後剣豪ブームを巻き起こしました。

 

 

 

これまで多くの俳優がこの「眠狂四郎」の主人公である、眠狂四郎を演じました。

 

初代は、鶴田浩二。

二代目が市川雷蔵です。
役作りに真摯な雷蔵は原作者・柴田錬三郎の自宅を訪問し、“円月殺法の決め方はどうやって構えるのですか?”と真面目に質問し、信頼を得たそうです。

三代目は、松方弘樹。


四代目が、田村正和。
 

 

 

 

大映の代表的映画俳優だった市川雷蔵をご存知ですか?

 

市川雷蔵は、幼少期に三代目市川九團次の養子となり、15歳のとき市川莚蔵を名乗って歌舞伎役者として初舞台を踏みました。

 

1951年(昭和26年)に三代目市川壽海の養子となり、八代目市川雷蔵を襲名します。

 

1954年(昭和29年)に映画俳優に転身。

 

1959年(昭和34年)の映画『炎上』での演技が評価され、キネマ旬報主演男優賞受賞、ブルーリボン賞主演男優賞などを受賞。

 

1960年代には勝新太郎とともに大映の二枚看板として活躍しました。

 

ファンからは、「雷(らい)さま」と親しまれました。

 

1968年(昭和43年)6月に直腸癌を患っていることがわかり、手術を受けるが肝臓に転移、翌年7月17日に死去しました。

 

眠狂四郎の唄 村田英雄

 

映像作品:

 

 

 

市川雷蔵主演のシリーズ(1963年 - 1969年):大映京都製作。

全12作。

 

映画化作品としては最も有名で、雷蔵の当たり役となった。

 

眠狂四郎殺法帖(1963年11月2日公開)『眠狂四郎殺法帖』

 

眠狂四郎勝負(1964年1月9日公開)

 

眠狂四郎円月斬り(1964年5月23日公開)

 

眠狂四郎女妖剣(1964年10月17日公開)

- 本作における狂四郎の円月殺法のシーンで初めてストロボ撮影が用いられ、以後象徴的に採り入れられた。 

『眠狂四郎女妖剣』

 

眠狂四郎炎情剣(1965年1月13日公開)

 

眠狂四郎魔性剣(1965年5月1日公開)

 

眠狂四郎多情剣(1966年3月12日公開)

 

眠狂四郎無頼剣(1966年11月9日公開)

 

眠狂四郎無頼控 魔性の肌(1967年7月15日公開)

 

眠狂四郎女地獄(1968年1月13日公開)

 

眠狂四郎人肌蜘蛛(1968年5月1日公開)

 

眠狂四郎悪女狩り(1969年1月11日公開)

 

 

 

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