今日はうちの体験談がメインで、いつもと毛色の違う話。

 

日本で働いとった頃、仲良し同僚にキョロぞう(うちが付けたあだ名)やホヨホヨ(うちが付けたあだ名)と仕事帰りや週末によくつるんでた。

キョロぞうはこんな感じの美人で

(画像は森永のTwitterより)ホヨホヨはほよ〜っとした細長い美人。

 

ホヨホヨがある日「1日限定数のあるそばを食べに和歌山へ行こ〜」と言い出したんで、お出かけ好きのキョロぞうも運転好きのうちも3人でレンタカーを借りて週末に出かけた。

この蕎麦屋さんの名前や正確な場所が不明…もう20年以上前やから、今も存続してるかどうかもわからん。

うちが思うに、海南市か有田市から伸びるルート上にあったんやないかと。

大阪市から和歌山市へ南下し、赤か青で記したルート上にある小さな蕎麦屋さんに到達。店の裏側には浅い幅広な川があったような気がする。

 

さて、無事お蕎麦にありつけた後、うちは「天河神社に行こう」て言い出した。

その頃、何故かどこからか天河神社のことを小耳に挟み、特に理由もなく「行ってみたしラブ」て思ってたんよ。

なので場所的に天河神社へ行くのに都合がええとこにおるやん?てことで提案。

キョロぞうは「なんでそんな山奥に行かないかんのよえー」とヽ(`Д´)ノプンプンしてたけど、キョロぞうはよくぷんぷんするんで気にしない。

 

で、地図帳を見ると蕎麦屋さんをそのまま東へ移動して371号線にあたったら、北上か南下して相当な迂回をせないかんとわかった。

天河神社は上の地図では右側の赤いポイントね。

なんとなくこの地図からすると、うちらは有田市からの青いルートにおったかも?と思う。なぜなら両方とも「えぇぇ…こんなに?びっくり」てほどに迂回せないかんかったし。

 

で、地図をよ〜く見て、発見した。

近道あるやん!おねがい

このオレンジのあたり…かな。

地図の近道とやらは、破線で記されててん。実線やなく、破線

これは…通れるんか? 通れるならすごい近道やん。

 

蕎麦屋のおばちゃんに尋ねてみたけど、彼女は「いやぁ…そんな道、覚え無いわ。通れんのかねぇ?」と首をかしげた後、店の若い男性を呼んでくれた。このお兄ちゃんはあちこち車や単車好きやから、道に詳しいとか。

そのお兄ちゃんも「えぇ? いや…知らんで?」と。

天河神社に行くには、地元民は普通に良い道使って迂回するらしい…てか、そもそも別にわざわざ天河神社なんぞにこまめに用事があるわけでもないから行かへん。

 

地元民達も首をかしげてたけど、迂回という面倒くさそうなことをするよりもうちらは「じゃ、とりあえず試してみますわ〜爆  笑」と言うて店を出た。

 

で、結論を先に言うと、近道ありました照れ

が、ものごっつ時間かかった滝汗

 

うちらがその道に入る直前に、1台の業務用っぽいツーリングワゴンが出てきた。

それでうちらも「あ、通じてるやん、道!」と安心して入ったら、いきなり砂利道になり、その後40〜60分程を超ノロノロ運転(←真剣に、10〜15km/hくらい)で砂利道を走ることになったんよ。

 

普段誰も通らんのが明らかで、道路脇が草ボーボーならまだしも湧き水が崖側から漏れ出してるあたりなんか、崖とは反対側にガードレールも無いからそっちの崖(高さ2m程?)へ落ちそうガーン ここはセメントで橋のようにして補強してあったかもしれん…忘れた。

 

最初は冒険や〜爆  笑とワクワクしてたうちらも、だんだん言葉数が減ってしもた(ホヨホヨは後ろで寝てたと思う)

もちろん携帯電話の電波圏外やったし、ここでパンクしたらえらいこっちゃ滝汗とヒヤヒヤしまくり。

通り抜けてから気づいたのは、もし対向車が来たらお互いにすれ違うスペースなんて無かったってこと。草ボーボーのあたりならなんとか脇に寄せることは可能やったやろうけど、ほぼ1車線程度のスペースだけ。

 

そしてこのけもの道は突然に終わった。いきなり幹線だかなんだかの立派な道路に接続されて、すご〜くホッとした。

 

その後天河神社には非常にスムーズにたどり着き、夕方で参拝者もいるかどうかの時間帯になってたけど、3人でウロウロっとして「山奥やなぁ」と言いつつ神聖な雰囲気の神社を楽しんだ。

 

で、色々知ってるキョロぞうが「温泉あるねんで。入ってから帰ろうや」と言うんで、な〜んもお風呂道具持ってへんのに営業終了間近の温泉に滑り込んでひとっ風呂浴びたわ〜♡おっさんかよ

 

こんな感じで、ドキドキハラハラあったものの無事に終わったからこそ楽しい冒険物語で済んでます笑い泣き

そのけもの道な近道をね、グーグルマップで探すんやけど、どうしても見つからん。

うち的には道路のラインはほぼ真横にくねくねっと描かれてあったような気がする。

でも、こんな道も発見。黄色で囲った↓

有田市からの青ルートで371号線に合流できる近道。真横やなくて、縦にくねくね

拡大↓

航空写真で見ると、舗装されて走りやすい様子。

途中に川があるから、これっぽい気がせんでもないけど…これやったら素直に有田市からの480号線を北上して高野町に入れば、そこからそのまんま53号線で天河神社までしゅ〜っと行けばええ。蕎麦屋さんかてそう勧めるやろうし、うちらも納得してたはず。

 

というわけでグーグル地図をつぶさに見てみるも、うちらが通った近道をどうしても発見できへん。あんな山道、20年経ってても住宅やお店なんか作れんで。

 

夫にこんな体験談を語ったあと、天河神社についてググってみた。

そうしたら、とても気になる言葉を書いているページがあった。

 

縁がなければ、たどり着けない聖地「天河神社」

https://www.travel.co.jp/guide/article/873/

 

あぁ〜、うちら、縁があったんやな〜おねがい笑い泣き

 

そう考えるとあのけもの道は神様が用意した、思い込んだら試練の道を行くが男のど根性やったんかしらねぇ(昭和育ちにしかわからんフレーズ?)。

 

あのけもの道(の現状)を知ってる方ってどっかに居てはるやろうか。

ほとんどの賢明な諸氏は「こんな道、危ない」て避けて、非常に数少ない物好きだけが分け入るとは思うけど。

 

キリスト教や仏教やイスラム教にも神秘的なオブジェだの言い伝えだのはたくさんあっても、軽く1500年以上に渡って揺るぎなく保持されてきた土着信仰と言い伝えや由緒に基づく神社(御神体)があちこちに存在してる先進国は、日本だけかな?

夫に自慢したったわニヤニヤグフフ

 

古びて苔むしてくたくたになりつつすっと立ってる鳥居とか、さり気なくしめ縄が巻かれてある岩だの樹木だのとか、そういうのがとっても懐かしい今日このごろ。

 

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