娘の仲良しシシーのお誕生日会が室内遊戯場で開催された。
トランポリンの他に、フィールドアスレチックのような遊具が色々あって子どもたちには人気の場所。
お昼を挟んで2時間、子どもたちは楽しく遊びまくった…マスクを付けて。
もうマスク嫌やなぁ…テキサスみたいに「外してOKっ」ていつになることやら。
娘が帰宅後、うちらはパサデナ市へ向かった。
夫が自転車をパクられてから戻ってくる気配ゼロやから、うちも新しいのを買うように勧めてたし、夫も色々リサーチしてたらしい。
気に入ったのを、Dick's Sporting Goodsというチェーン店がセール販売してるんを見つけた。
このDick'sはSports Authorityとかもうひとつ何かあったスポーツ店が廃れて閉鎖してから出てきたんよね。
クーポン大盤振る舞いのBig 5がごちゃっとしたやや古臭さの残るものに対し、Dick'sはちょい垢抜けてる。
さて、最初はYorba Lindaというところに1台あるとウェブサイトが表示するのに、電話かけてみたら「あらへん」言われた。
別の店舗ではどないやと調べた結果、Pasadenaには2台ちゃんとあるとわかった。
このパサデナ市はLAの北部に位置し、ローズ・ボウルが開催されたりNASAの機関があったり、古いスパニッシュ風建築物があったり、と少しハイソちゅーか、イケてます感の漂うところ。北部にそびえる山脈が冬には冠雪するんで景色も変化のある土地やね。
あ、カリフォルニア工科大学という非常に賢い大学もあるねん。
例によって出発が遅いフランス人。
パサデナのDick'sに到着したのは15:45くらいやった…。
ウキウキと店内に入り、すでに支払い済の自転車を受け取ろうと待ってる夫に店員男性がやってきた。
「あの〜、留守番電話にメッセージ残したんですけど」と来るから何やねんなと思ったら、自転車はまだ箱に入ったままで組み立てが済んでないとのこと。
えぇぇぇ…。
夫のギャラクシーには何も着信ありが表示されてへんかった。
電話は夫がせっせと裏庭のアボカドの木を選定してる真っ最中で、留守電のメッセージはちゃんと残ってたんよ。
夫は「じゃあ箱を持って帰って自分で組み立てよかな」なんて言うから、うちはぎょっとした。いや、ガンプラやドールハウスとはちゃいまっせ
店員男性もそれにはNoて言う。
「自転車は必ずお店で組み立てないとアカンのです。技術を持った店員が組み立てる規則になってます」
なるほど〜。
素人が下手に組み立てて、結果その自転車が事故や怪我をもたらしたらメーカーやお店側の責任になりかねんもんね。素人が組み立てた直後に盗難に遭い、盗人が乗ってる途中で自転車崩壊して大怪我しても盗人にしたら「このメーカーの自転車のせいで大怪我した!」と被害者ビジネス展開訴訟になるやもしれん
組み立てる人が「明日の昼以後になるわ〜」みたいなメッセージを残してた。
他にも組み立てんといかん自転車があるみたいやな。
でもさ、うちとこからパサデナなんか遠いやん。1時間くらいかかるやん。鬼混雑するLAのフリーウェイを平日にまた自転車を取りに来るなんて嫌やん。
と、夫がムスーっとして、店員男性も譲れんとこは譲れんで困ってた。
なので機転の利く妻が店員さんに聞いてみた。「自転車の箱を持って返って、近所のDick'sに預けてそこで組み立ててもらうのは可能なん?」と。
店員さんの顔がパッと明るくなって「できます! 僕、おたくの近所のとこに電話してちゃんと話つけときますよ!」と言ってくれた。そして「ただし、箱は絶対に絶対に開けたらあきませんよ。開けたらもうDick'sは組み立てを引き受けられませんし」と念押しされた。
厳しいんやねぇ。
自転車も命を乗っけて高速で走る精密機械やしね。
そんなわけで、巨大な箱を受け取り、ミニバンの後部にざしゅっと乗っけた。箱は立てて乗せんといかんねんて。横にしたらアカンのよ〜。細かい!
箱入り自転車積んで、うちらはダウンタウンLAにある紀伊國屋書店に寄ることにした。
もうね、オレンジカウンティには普通の本屋さんがあらへんのよ BookOffはオアシスやけど新刊は非常に限られるし。
パサデナからリトル東京までは半時間もかからない。
フリーウェイを降りたら、あちこちで交通規制してた。なんなんやろう…と助手席のうちが眺めてたら「Awardsなんちゃら」という紙の札がぶら下がってる。なんちゃらの部分は忘れた
Awardって…何の受賞やねん。
あれ、何かどっかでちらっとアカデミー賞という文字を見た気がせんでもないかと思って夫に「今日はアカデミー賞やってんのかな?」て聞いたら、夫は「あれって2月とか3月とかやなかったっけ? 4月の終わりにやるかな?」と薄ぼんやり。
場所もハリウッド(ドルビー・シアター)でするんちゃうん?
LAの近所に住んでても、エンタメにほとんど興味あらへんからな〜んも知らんわ。
が。
本日アカデミー賞やってたみたいとあとで判明。おせぇよっ
でもなんでダウンタウンLAで交通規制してたんやろう…との疑問は、リトル東京のすぐ北にあるユニオン・ステーションも会場になってたから。
あらまぁ。
うちら、セレブのすぐ近くをそうと知らずにぼけ〜っと通過してたわ。興味ないから構わんけど。
紀伊國屋書店で珍しく新しい文庫本をご機嫌で購入した。
ブロ友さんは次は司馬遼太郎『花神』を読んでねと鼻息荒く(←嘘)オススメしてくださったけど、最近出版された塩野七生の『皇帝フリードリッヒ二世の生涯』が気になってたんでそっちにしちゃったわ。
この日系サービスが集まるウェラーコートはさっぱりしてるけどね、ここから少し離れるとダウンタウンはホームレスだのテントだので非常にみすぼらしい。ギャングの落書きや風で転がるゴミがあちこちにあり、いつも臭い。
LAなんて巨大企業もエンタメ業界もあって観光地でもあって、税収が相当なもんのはずちゃうの?
なんでこんなにいつまでもいつまで〜も、臭くて汚いん?
NYがジュリアーニ市長によって大きく改革されて生まれ変わった件を思い出したわ。
その前にも無能なNYのクオモ市長がダラダラと巨額の税金浪費するだけで何も進まんかったウォルマン・リンクの改修を、トランプがたった3〜4ヶ月で完遂したのも思い出した。
やっぱ、市長がアカンのんやなぁ〜。この20年はずっと民主党やし。
でも頭のおかしい市長を戴くシアトルやポートランドやシカゴよりはずっとマシやとは思う。サンフランシスコのように地獄へ振り切ってるとこもあるし…これでもまだLAのがマシってのが怖すぎ。
トランプのおやっさんにはカリフォルニア州知事が面倒くさきゃLA市長でもやってもらいたいわ。
どんどんLA市内が綺麗になりそう(おやっさんは清潔好き)。
と、そんなことを考えながら帰途につき、一番近いDick'sに箱入り自転車を託して帰宅した。
のんびりしたオレンジカウンティと違って、まぁ…色んな意味でLAは刺激的やな。あれこれ考えてまうこと多すぎるで。
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