夫の従妹、ソニア。
パワフルな美人で、現在は穏やかな夫と二人の娘を持つ共稼ぎの妻。
そのソニアにはかつて7年付き合ってた彼氏、エリックがおった。
ふたりは婚約し、結婚式まであと2週間って時に、ソニアは突然
「エリックと結婚、しな〜い」
と婚約破棄してんて
いやもう大混乱やったやろうなぁ。
招待状は送ってあるし、参加者は準備してるし、会場や料理も手配住んでるし、もちろんソニアのウェディングドレスも出来上がってた。
どうやらソニアはとある時点で二股してた模様
二人を天秤にかけた結果、エリックとの結婚を土壇場でキャンセルしたわけやね。
その二股相手が、今の夫。
終始穏やかで笑顔を絶やさん人で、貧乏臭がまったくせえへん男。
優しそうやけど、ソニアが我儘言い過ぎたりしたら、きちんとカミナリを落とすとのこと
そういう男でないと、奔放なパワフル美人をコントロールできへんわな。
で、うちが気になったんは婚約破棄の慰謝料。
夫に聞いてみたら「何それ?」って反応。
義父も「???」て反応。
つまりは、完全に片方の有責による一方的な婚約破棄であっても、フランスでは慰謝料を払うって考えがあらへんらしい。
日本における結納ってのは無くても、婚約した〜♡って区切りの食事会はするとか。
エリック側としては完全に面子を潰されたわけではあるのに、まとまったお詫びの金品も無いままやな。泣き寝入り…
恋人を取られる方が悪い、みたいな感覚かなぁ?
そして月日は流れ、うちらが昨夜レストランで食事をしてたらばったりエリックと再会したっちゅーわけね。狭い世界
義父母は姪っ子(ソニア)の昔の彼氏と何を親しげに話し込んでるねん?とうちは不思議やったけど、7年付き合ってたんやったらうちの義父母とも何度も何度も顔を合わせてたやろうと今ならわかる。
なんちゅーても、付き合って2ヶ月の彼氏を自宅に泊めて親戚との宴会にも参加させるクロエとその家族を見たとこやし。
エリックは喋り好きな愉快な男で、近々街にオートパーツの店を開くらしい。事業主やな。
結婚はしてへんけど事実婚の女性との間には娘ちゃんもいるとか。
まぁ、いきなり婚約破棄されるような経験したら、きちんとした式を挙げて結婚しよう!ってもはや考えたくないわな…。
慰謝料云々って話も無い国やったら尚更。
とりあえず、結婚式直前キャンセルは今は昔の話。
今はみんなそれなりに幸せに毎日を一生懸命生きてます
ソニア一家はコルシカ島からのバカンスから戻った翌日にこちらへ顔を出し、真っ黒に日焼けした(ってか、おめぇ焼き過ぎな)顔で現地の話を喋りまくってくれた。
「南の人間は、ほんっま適当やわ!」とあれこれのエピソードを交えて話してくれるんはエエけど…日本人から見たらフランス人の適当さも相当なもんやで〜
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