水泳レッスンで仲良くなったエリックの家へ、息子は招かれて遊びに行った。
例のユダヤ人ママさんちね。
「◯◯通りの近く」て言うてはったんで、リッチなエリアやとは思ってたらば、やっぱりそうでした〜。
素敵な中庭には暖炉とソファなんてあって、居心地良さそうですわよ、奥様
息子だけ置いてとっととおいとましようと思ってたけど、ママさんは中へどうぞ〜って入れてくれました。
いやいや、立派なお宅ですわ、ほんと。
床はつやつやした石で、ホコリとか髪の毛とか落ちてませんやん。光ってますやん。
天井も吹き抜けで高く、ゆったりソファの近くの壁にはシンプルながらも洒落た大きな飾りや巨大な花瓶にもオブジェが。
モデルハウスみたいやった。
何よりもうちが感動したんは、
ピシッと片付いてる!
てとこやな
うちとこ、子供らのおもちゃだの息子の靴下だのおもちゃの銃の弾だの、もうやめてーっ!!!てくらいに散らばってる。
片付ける尻から散らかる。
それが、エリックんちではおもちゃのおの字も見当たらないエントランス、リビング、ダイニング、廊下。
そのことをママさんに言うたら、「それは今週ユダヤ人のイベントで、親戚がここに大集合したからやねん。頑張って綺麗にしたんよ」そして「うちとこは子供らがもう育ってるからねぇ」と。確かに上の娘さんふたりはティーンやし、エリックも9歳。幼稚園児のおもちゃなんていらんわな。
オスガキどもは一瞬でどっかへ消えて、バスケだのなんだので遊び始めた。
ママさんは「一人やったらエリックもバスケせえへんから、良かった」と嬉しそう。
しばらくしてエリックと息子が居間に来て、息子がいちいち報告してくる。
「エリックね、自分の部屋にTVもX-BOXもスマホもあるねんで〜」
他所は他所っ、うちはうちっ。
長女さんはカレッジで一人暮らし、次女さんはパパさんとサイクリング。なのでエリックは朝から「暇〜、暇〜」の連発やってんて。
だもんでうちの息子にお声がかかったわけよ、おやっさん。
ママさんと楽しくおしゃべりしたけど、うちは娘を残してきた(夫は日曜大工中)のが心配やったんで、そのことを説明して40分程で退散した。
帰りの車中、なんか心穏やかやなかったね。
エリックんち、相当お金持ちやもんなぁ〜。
生活レベルが全然ちゃいますよ?
息子の仲良しファーンも割りとお金持ちやけど、エリックんちにはやはり及ばない。
うち、とてもお金持ちな友人がいた事あらへんから、ちょっと戸惑ってます、正直。
いや、夫関連でお金ある人居てはったけど、家は子供らのおもちゃで散らかってて温かい生活感あったんよね〜。
あ。
そういうことか。
エリックんち、生活感少ないねん(少なくとも1階は)。
せやから戸惑うんかもなぁ。
でも、うちとこエリックんちに比べたら小屋やけど、ぜひ遊びにきてもらおうと思ってるねん。
誰にもたからんと恥ずかしくない暮らししてるし。散らかってるのは恥ずかしいけど。
それはそうと、ママさんね…じわっと強引なとこあるで
エリックと息子の水泳レッスンの日をどうしても一緒に合わせたい。てことで、お互いに都合のつく曜日に変更することになった。
ほんまはうちは学校が半日で終わる水曜にしときたいねんけどね…水曜は駐車場混むから変更してもええけどさ。
女性でもこういう軽く強引なところが、ユダヤ人をお金持ちにしたんやろうか?なんて考えたり
誤解なきように言うとくと、彼女は単に子どもたちが一緒に!って気持ちが強いわけで、うちらを振り回そうとしてるわけやないです。
どうもエリックには近くに住んでて気軽に会える友人が少ない様子。私立のユダヤ人学校に通ってるから、クラスメートは少し遠方に散らばって住んでるんかもな〜。
親の財力と家は全然レベルちゃうけど、子供同士は細かいこと気にせんと純粋に一緒に遊ぶことを楽しんでもらいたいと心から願う。
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