おむつバッグを綺麗に片付けてん。そうしたら、昨年夏に行ったシャモニーの観光ガイド日本語版案内が出てきた。
あぁ、去年の夏はまだ娘ってばオムツが完全に外れてへんかったしなぁ〜。
と感傷に浸ってたら、泊まったホテルのことを思い出した。
ベッドルームが3つあり(そのくせバスルームは1つ、トイレも1つ)、キッチンや食器も揃い、長期滞在にはぴったりやった。
自分の両親も一緒に、ってことで、夫は奮発して良い宿をとったんよね。
それはええねん。
でもさ、帰国してから「あの時のホテルへの支払い総額(毎朝晩のおフランスな食事も含む)って知ってる?」と聞いてきて、かなりかかったからしばらく自宅緊縮財政やし〜て夫は言うた。
おかげで秋はひっそり早めの冬眠生活しましたよ。
シャモニーのガイドを眺めて、ふと聞いてみた。
「あの宿代って、うちとこが全額支払ったんやんね?」
夫、肯定する。
あぁ…食費まで全額うちとこか。
それやったらもちっと控えめなん食べたら良かったわ。
だってさ、うち、フィレ肉にフォアグラが乗っかったん食べてみたけど、正直「フォアグラのどこがセボンやねん」って思ったし。お肉はトレビアァ〜ンやった。
近所は何もない場所で、歩いて行けるようなレストランも無かった。
義父はうちに「たまには違うレストランで夕食する?」って聞いたこともあったけど、そうしたら運転する義父はワインを控えないかんやん。ほんで子供らが疲れたらすぐにうちだけでも引き上げられるから、ホテル併設のレストランでええです、と答えた。
たまにはラーメン屋レベルでも良かったな。
と、ちょびっと思ったりする。
日本やったら美味しくても安いB級グルメが観光地にたくさんあるのにな〜。
ダウンタウンエリアならば、クレープ屋とかあったんやろうか。
それともピザ程度で誤魔化されるって感じかな、あのお国。
でさ、ラーメン屋でも餃子屋でもお好み焼き屋でもOKレベルなうちが、ある日の夕食になんとなく頼んでみたんが、トリュフの乗った鴨肉。
これは義父母も気にはなっていたものの、なんとなく他のを頼んでいたから、彼らはその時点で未体験やった。
食べてみました。
…。
(´ε`;)ウーン…
これ、美味いんか?
正直申しますとね、おえってなったね。軽く。
いらんわ〜。
鴨肉だけ食べた。
ほんでそんなに空腹でも無かったんで、夫や義父母にどないでっか?この辺は触ってもいませんし、と勧めてみた。
義父が一口食べて言うには、「これ、トリュフと鴨肉が馴染んでへん。若すぎて惜しい」とのこと。
このおやっさんは…Σ(・ω・;|||
身も蓋もなく言うたら義父かて田舎のおっさんやのに(むっちゃダンディーですよ)、フランス人ってとことん舌が肥えてるんやな。あちこちでええもん食べてるしな〜。
ま、トリュフもフォアグラもエスカルゴも、その良さがわからんうちとは違う世界。義父にはうどんの違いがあんまりわからんやろうし、おあいこ。
と、こんな事を思い出した。
おむつバッグの整理で色々出てきたわ(*´ω`*)
今年の夏をどうするかまだ決まってへんけどさ、もう観光地への旅行いらんわ〜。
いや、行きたいけど、あんな大出費をうちとこ総負担って辛い。かと言って遠距離運転してくれる義父母に一部出せってのも、なぁ。
なんにせよ、もううちが今後の人生でフォアグラだのトリュフだのをなんとなくで注文する(TωT)ことは二度と無いやろう。北海道のイクラの方がよっぽどヨロシイ。
そうそう、なんでそんなにお洒落(・∀・)な食事を選んだんかっちゅーたら、そのレストランはむっちゃ気取ってて、そんなんばっかやってん。
暇人は過去記事も参照にどうぞ→『食事が一番嬉しいフランス人』
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