今から遡ること9月の半ばに、うちは『短期予定の居候』って記事を書いた。

簡単に言うたら、ナニモンがようわからん芋虫がさなぎになってパティオの壁に張り付いてるって話。

 

蝶々ならばだいたい2週間で羽化するのに、この子ってばうんともすんとも言わんままにあっさり2週間以上を過ごしてた。

夫とうちは「もうアカンな、これ」「せやな、終わったな」「羽化って難しいんやな」って話ししとってん。

 

でっ。

 

いきなりこんな空っぽになってますやん。

羽化したんですの、おまいさん???

キレイに空っぽになって、外殻の一部を残して。

羽化したってことなんかな?

それとも、野鳥に食べられたん?

エビの尻尾をスポって外すみたいにして、中身を食べるんやろうか?

鳥ってだいたい飲み込む派やんなぁ。

 

もちっと調べてみたら、蝶々は気温が低いと羽化せんと待機するらしい。

暑い日も涼しい日もあったんで、機会を伺ってたんかもね。

 

で。

 

この子、多分蛾の子。

「蛾のさなぎ」で画像ググってみたら、似たようなんおった。結構キモかったんが出てきて、多少の虫なら我慢できるうちでも、うげってなりました。

 

華やかな蝶々は子供の頃から華やか(ケバグロすぎるんもおるけど)で、地味な蛾は子供の頃から地味なんやな〜と、ちょっと哀しくなったりして。

 

羽化するんはタイミングが大切で、羽根が湿ってるうちに広げてしまわないかんらしい。でないと広げきる前に太陽の光で乾いてしもたら、キレイに全開できへんねんて。

蝶々も蛾も同じようなもんやろう。

毎朝うちは楽しみに羽化の過程とか少しでも見れんもんかと楽しみにしてたけど、黙って勝手に去ってしもた…。鶴でも犬でも地蔵でも恩返しするのに。

 

ま、どっかで元気にしてたらええか。

 

以上、居候の顛末報告でした。

 

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