今学年から息子が通うことになった小学校について、うちのママ友は「あそこは寄付プッシュが少ないのが気楽やわ〜」って言うてはってん。
そうか、そらエエなと思ってたら、とんでもない。
息子が下校して車に乗り込むなり、ちょっと興奮気味に新しい寄付プログラムの特典についてべらべらしゃべってくるやん。
「おかんは車をUターンさせるのに、むっちゃ忙しい!」「おかんは今聞いてへんで!?」とうちが言うてんのに、それ自体を聞いてへん息子…。
その寄付プログラムとは
- 家族・親戚・友達に、メールを送ろう(今日中)! 10件送信したら、こんなグッズをプレゼント。20件以上なら、さらにこんなプレゼントも!
- 寄付を$60以上集めたら、こんな特典あるよ〜!
- さあ、このウェブサイトに登録して、学校にガンガン寄付しよう!総獲得寄付金額によって、こんな楽しい賞品がもらえるよ!!!!!
てなの。
息子がすごいときめいてるしさ、送信しましたよ、そのウェブサイト経由で10件。
もちろん自分宛と夫宛(もはや未使用のアドレスも活用)。それでも9件やったから、hotmailに捨てメルアド急遽作ってそこへ送りつけた。かな〜り、面倒臭かった(うちにとって)。
“10件送信しました”ってプリントに署名して、今朝息子に渡しながら伝えた。
「おかん、昨日の夜は頑張って10件メール送ったよ」
あろうことか、やつの返事は
「え〜、なんで20件ちゃうの? 20件やったらもっと特典あるのに」
やった。ま、予想してたとはいえ、我が子ながら情けなくて縛り首にしたくなったね。
そらうちかて相当数のメルアド持ってるよ。夫も同様。
せやけど英語で「ハイ! (息子)からのメッセージだよ。実は学校でキャンペーンやってて、なんたらかんたらで僕も特典もらえるし、要は寄付してね♡ 下記リンクを今すぐクリックして入金ヨロ!」みたいなメール、誰に送れっちゅーねん。
学校としては、生徒一人あたり$160分の寄付を総額で集めるんが今年の目標やねん。新学年で受け取った書類にそう記載されてあったわ。
そこには遠足代も含まれてる。
遠足代は遠足代として、普通に日本みたいに各家庭から徴収したらええんちゃうの?
貧しい家庭については、寄付から賄ったらええやん。
今回の変なイベントで使う経費(業者のリベートだのグッズ代だの)を考えたら、子供をグッズで釣って「お金お金」言わせるより、「頑張って各家庭から、とりあえず$100出してください。分割でもOK」って徴収してくれる方がマシなんやけど。
てな話を下校のピックアップに来たママ友と愚痴ってた。
笑うんが、彼女の話…「私もあちこち適当に送信したんよ。中には滅多に会わない伯父さんとかも入れちゃってさ。そうしたら、伯父さんが即$40入金してきて、びっくりするわ焦るわで〜」やて。
おぉ…この“下手な鉄砲も数打ちゃ当たる作戦”てば、意外とイケるもんなんやな。
っちゅーか、そんな疎遠な伯父にメールするかアナタ(´∀`)
息子が「寄付してくれ、あの特典が欲しい」とむっちゃウルサイから、言うたりました。
「ほな、あんた、自分のお金を寄付しぃや。そういやパピとマミ(じじとばば)が米ドルのお小遣い$50もくれたやん。あれを寄付するんやったら、おかんも出したるやん」
すると、黙る息子。
自らの懐を痛めるのは御免こうむるっちゅー計算高い大黒屋。
ま、一応うちとこからもなんぼか寄付さしてもらいますけどね、あんまり気分のヨロシイやり方やないわ。
で、10件メール送ったプリントを提出したんで、息子はちゃんと見返りグッズをもらってた。ワイヤーの端にでかいクリップがついててスマホを挟んで固定できるの(意外と良質)と、ぬいぐるみ(意外とこれも良質)。
クラスの全員がグッズをもろたって話。中にはメール10件こなしてへん家もあるんちゃう?と思ったりもする。
$2000寄付集金でPS4もらえると目をキラキラさせる息子に心底呆れるおかんに、応援クリック
↓ ↓ ↓