道路もせやけどね、日米で質の違いが強烈なんは廉価版の本も同じ。
生まれて初めて北米大陸に渡ったんは、学生時代。
そこでペーパーバックを買った時、正直かなりのショックやった。
だってさ、むっちゃみすぼらしいねんで。
とにかく紙の質が悪いねん。
もわっと分厚い紙を使こてるから、本自体ももわっと分厚くなる。
印刷されてる文字も、まぁええけどさ…なんかさ、ぴりっとせん。
そのくせいっちょまえの値段とるから、なんかの間違いちゃうかって真剣に思ったわ。
それから5年プラス何年か(何十年か?)経った今も、状況に違いはあんまりあらへん。
一方、日本の文庫本ってすでに何十年も前から素晴らしいね。
紙が薄い。印字がクリアで精密。結果、本がコンパクトやのに情報量多し。さらにカバーやしおり紐までついてたり、のみならず帯まで。
昨夜、Barnes & Nobleってでかいチェーン本屋に行ってん。
っちゅーか、そもそも本屋自体滅亡まっしぐらちゃうか?と心配になるユナイテッドステイツ。
本読め、メリケン。
Barnes & Noble以外、でかい本屋があらへんねん。前になんかあったけど、潰れた(名前忘れた)。さらに、日本みたいに小さい本屋、個人の本屋、古本屋、ってのが滅多にあらへん。
これはインターネットだの電子書籍だのがポピュラーになる前からそんな感じ。日本やったら今でもでかい本屋だの地域の本屋だのあちこちにあるのが、こっちでは丸っきりちゃうねん。
で、自他共に読書趣味が少ないとわかってるアメリカンは、学校で読書をすごい奨励してる。読んだ本の理解テストを受けてポイントを貯める記事も前に書いた。
息子はおかげでたくさんの本を楽しみ、読書力も学年相応に付いたみたい。
現在息子がハマってるんが、Diary of a Wimpy Kidっちゅーシリーズ物。
阿呆な話で間抜けなイラスト満載なんも笑える。日本語でも出てたわ~。
教室にあったのが2巻で、たまたま息子が買ってもらってたのが9巻。両方とも読んで、もっと読みたい息子。これを学校推奨の本ネットで探したら、1~10巻セットが40%offになってる。でも9巻持ってるしなぁ…。
で、Barnes & Nobleに行ったら、目ざとく息子が見つけたのが9冊セットで箱に入ってるWimpy Kidシリーズ。
なんと、1~8巻+別冊が入ってる。おぉ…、完璧やん!
でも、値段がついてへんから、夫が聞きに行ったらば、126ドル(税抜き)もする。そらそやな…1冊14ドル程やもん。
がっ。
Barnes & Nobleのウェブで同じ箱入りを買えば、79ドル程になる。
なんやそれ?
店頭支払いでは、ウェブ値段を適用できんらしい。ようわからんな。
てことで、今回はとりあえず10巻目だけを買ってもらった息子。
箱入りをウェブで(いい子にしてたらいつか)注文したげよう。
Barnes & Noble自体はすごい素敵な本屋で、行くといつも楽しい。広い店内では本だけやなくおもちゃやパズル、電子書籍、ギフト、などなど色々売ってるしね。スタバも必ずくっついてる。
ただ、基本読書に対する姿勢が日本人とは全然ちゃうメリケンさんやから(もちろん人口多いから色んな人おるよ)、ここは本好きには最後の聖地でほぼ保護区ちゃうか?なんて思ったりする。
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