夫がぼやきはじめた。

 

「保険会社からの自宅保険の請求書来たんやけどな、掛け金が27%も上がってるねん」

(注・家屋にかける保険って、自宅保険って言わんやんね?なんて言うんやったっけ? 日本語わからんようになってきた…)

 

うちの日本語が怪しゅうなってきたことに驚くより、保険の掛け金の上がり方にびびってくれた?

27%よ!?

仮に100ドルが去年の掛け金やったら、今年は127ドル払えって言うてきてるねんで。

 

この連絡を受けた夫は速攻保険エージェントに連絡。

「請求書、来たで…。僕、ちまちまいちいち比較したんやけど、勝手にオプション入ってるやん。こんなんいらんって。全部オプション取っ払って」

エージェントのおっさん、はいはい~と、夫の要求通りに処理し、請求書を再度発行した。

それでも8%近く保険の掛け金が上がってるっちゅーて、夫はまだ怒ってる。

 

同じことが自動車保険でもあるねん。

色んな保険を同じ保険会社で扱えば、割引してもらえるねん。せやからうちとこは同一んとこに色々掛けてる。

自動車保険についても、毎年勝手にいらんことして値上げしてくるから、毎年夫が「なんでやねん」っちゅーて修正させてるんも恒例季節の行事。特に、走行距離を勝手に増やしよるのがうざい。

うちら、一般的なアメリカ人より走行距離は遥かに少ない。特に夫が通勤に使ってるアンティック・クーペなんか毎日片道5分のご近所を2往復(ランチ帰宅含む)程度。

クーペでの遠出はごく稀。

せやから夫はクーペとセダンの両方の走行メーターの写メをエージェントに送って、「うちとこあんまり走ってへんから、保険掛金上げるな」って言うて、掛け金修正させた。

 

アメリカってさ、言うたもんやったもん勝ちなとこあるで。

っちゅーか、ぼけっとしとったらええようにやられてまう。

請求書関係が来たら、何か小細工はされてへんか厳しくチェックせないかん。

気に入らんかったら追及したらええし、それが結構効果的やったりもする。

 

それにしても、今の保険会社は掛け金安めで使ってきたけどさ、AAA(日本で言うJAF)に戻そかなぁ。AAAも同じような小細工を毎回してくるんやったら意味無いから、もちろんAAAのエージェントに先に聞いてみてからね。

 

アメリカの店員達は自店・他店を客観的に見てるから、「どこそこの店行ってみたら?」とか「あそこやったらその商品あるで」とかケロッと教えてくれるねん。

AAA保険エージェントも嘘は付けんから、小細工あれば教えてくれるはず。

ついでに「他所はこんな値段でやってくれた」って証拠見せたら、「ほなうちとこもそうしときましょ」ってあっさり融通きかせてきたりもする…保険はわからんけど。

 

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