夜中にお手洗いで目覚めたら、その後すぐに寝つけんかった。

あれこれ考えてたら、ふと思い出したやん…。

 

 今日、息子の前歯が、抜けた

 

そしてその前歯を義父が面白がって「捨てた」と嘘言うたら、息子むっちゃ暴れてた。

なんでそこまでこだわるんかっちゅーと、ひとえに「歯の妖精」のため。

歯の妖精って、枕の下に置いた抜けた歯を取りに来て、お小遣いを置いていくんよね。

息子、このお小遣いにこだわるこだわる。嫌なやっちゃ。

 

たった1ドルよ?

 

ほんまにも~。

目覚めたついでに息子の部屋に忍び込み、枕の下に手を突っ込んで探してみたら、ありました、抜けた歯が。

ほんま、こういうことには抜け目がないわ。

 

歯を取り、うちは真夜中のリビングへ。

財布に細かいのん無かったよなぁと思ったら、やっぱり無かった。細かいのんどころか、20ドル札と5ドル札しか入ってへんやん。夫が同僚になんやらで渡すお金が無いからって、うちの財布から抜いてったまま。

一方夫の財布を物色したら、義父からの払い戻しで受け取った札束がどかどか入ってるやん。こら、うちに寄越しや。

でも札束多すぎて、1ドル札が見つけられん。

 

どないしょ。(・_・;)

 

あ、ここに息子の財布が。

ここから1ドル抜いておけば…ってな考えは、通用せえへんのよ奥さん。

息子、財布の中になんぼ入ってるか、ちゃんと把握してるねん憎たらしい。

最近欲しいおもちゃあるから、「今なんドルあって、あとこれだけあれば、あれが買える」って番町皿屋敷しとるねん。

 

で、うちは息子の財布から1ドル札5枚を抜き、うちの5ドル札と両替しといた。

どんな種類のお札があるかまでは覚えてへんはずやからね。

 

1ドル札を息子の枕の下に滑り込ませ、やっとこさうちは心安らかにベッドで眠ることができた。

こうやって歯の妖精は夜中にこそこそと廊下を行ったり来たりして努力してるわけやね。

っちゅーか、いつまでこんなこと続けないかんのやろ。

アメリカの変な習慣、無くなってくれ。←言い切りました

 

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