先週から娘にも市のクラスをとってるねん。

幼児教室…っちゅーにはアレやけど、ま、似たような年齢の子供らがわやわや来るから、それで人間らしく社交性を付けてってもらいたいな~ってことで。

英語にも慣れてもらわないかんしね。

今年の9月からは幼稚園にぶち込みたいし。

 

先生は、かなり年配の女性。

でもすごい元気。うちより元気かもしれん。さすがアメリカン。

ただ、この先生がうちの娘の名前の発音に苦しんでる。

(聴力に老い隠せず…)

ちゃいます、こうです、って説明しても、なかなか理解してもらえん。

フランスではよくある名前なんやけど、英語での発音となると「え?」ってなってまうねん。

簡単な名前やねんで。

日本人は一発でわかるんやけどなぁ。

例えば名前が「Chanel」やったとする。英語で素直に読んだら「チャネル」になるやん。「CHA」をなんで「シャ」って読まないかんのか、その辺がメリケンさんには「え?」なんよね。

 

名付け、間違ってしもたかなぁ~。

 

さらには少年サッカーのチームに息子も加入したわけで、うちも他の保護者と仲良くせないかん。喜んでさせてもらいまっせ。

がっ。

彼らにうちの名前を告げると、大抵の人は「え?」となる。

なんかさ、空気的に「この名前、覚えんでもええわ…」みたいな人もおったりするんやで、失礼な。

一方、積極的に正しく発音しようとしてくれる人には、ほんまにありがたいな~って思う。

 

とかなんとか物思いにふけりつつ、娘のクラス終了後に公園で遊ばせてたら、ひとり元気な男子がうろうろやってきた。

ちょっとしたことで、しゃべる機会があったんやけど、その男子が

「I don't speak English」

って言うねん。ヒスパニック家庭なんやな。でもさ、あんた、

 

英語しゃべったやん?

 

と突っ込んでしもたけど、このツッコミを理解してもらえんかった。

でもしゃべれるんはほぼそれくらいで、後は英語の数字をおぼつかなげに数えて(←実は間違うとる)くれたりして人懐っこく可愛い。

 

その男子はなおもうろうろと一人で公園の遊具を遊びまわってる。

ふと、今度はうちが「えっ?」と気づいたんは、そういやその男子ってどうみても小学生ってこと。

キンダーには見えん。少なくとも、1年生以上。

6~7歳で学校に行かず、英語もその年令でほとんどできず、となったら、今後はどうやってアメリカで生きていくんや?

なんかね、父親らしきおっさんが遠くに立ってたわ。よくもしれっと酸素吸ってられるもんやね、あんた。

 

アメリカ人には発音しづらい名前の人間が増え、学校で英語を勉強する機会を奪われてる子供がいて。

移民から成り立ってる国とはいえ、こんな現状が顕著になってきてるんやったら、好き放題言いまくってるドナルド・トランプを保守派がちょっと支持したくなる気持ちがわからんでもない。

 

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