うちの野猿、もとい娘は着々と言葉を増やしている今日この頃。
息子もそうやねんけどさ、何かが、例えば水が欲しい時に
「ママ、お水」
って言うねん。
「お水って何やねん、お水って? お水あるよ」
「お水欲しい」
「だから、何よ。飲んだらええやん」
「欲しいぃ~」
「ほな、なんて言うねん」
「お水ちょうだい」
「最初っからそう言え」
こんな面倒臭いやりとりを毎回してるねん。
そして、娘とも同じようなやりとりが始まったから、面倒臭さ4倍(2倍じゃうちの気が済まんわ)。
だけやなく、娘が何かをうちに頼む時に
「クレヨン落ちた」
「あぁ、落ちたね」
「クレヨン落ちたっ!」
「そやね」
「クレヨンっ!」
「クレヨンがどないしたんよ」
「クレヨン拾って」
「人にものを頼むのにそんな言い方ありません」
「拾ってちょ~だい」
「丁寧に最初から頼みなさい」
「クレヨン拾ってちょ~~~だい」
あぁ、面倒臭っ!
これだけならまだしも、クレヨンを拾って渡す時には、娘が「ありがとう」言うまではクレヨンを掴んで離さんようにするのも、面倒臭い。
ま、子育てって面倒臭いことの連続やから、ちまちまやってくしかないね。
そのうち自分でできるようになるやろ(多分)。
で、そんな努力家のうちを妻に持つ夫は、割と適当。
食後のデザート大臣は、夫。
息子もおかんよりおとんの方が甘いものに甘いってわかってるから、必ず父親に「デザートちょうだい~」って頼む。
それに乗じて娘も父親に「デザートっ」って頼む(うちに言うてきたらば、おとんに頼めと丸投げしてますのよ)。
ほんで、娘が父親に頼む言い方が
「チュブ・デセーっ」
もしくは「ジュブ・デセーっ」ようわからん。ジュブだと「I want」になるから、こっちでないとあかんはず?(チュブはYou wantちゃうかね?)
つまりは「デザート欲しいっ」と叫んでるわけよ。
この程度で(甘っちょろい)夫は「ウィウィ♡」と椅子からケツあげる。
一応礼儀には厳しい(え?)うちは、毎回娘に「そんな言い方あるか! 丁寧に頼みなさいっ」と突っ込むねん。
それで娘は「シルトプレッ、パパ~♡」とプリーズに該当する言葉を言う。
あきませんっ。
「全部の文章を言いなさいっ」
「チュブ・デセー、シルトプレッ、パパ~」
さらに、夫がデザートをほいほい準備しようとしてるんを阻止して「あかんやん、ちゃんと娘に言わせな」と待たせるんも、うち。
なんかさ、この頃アホらしくなってきたよ。
なんでうちがフランス語の丁寧な言い方まで毎回毎億回フォローせないかんのよ?
今まではさ、英語環境に素直に入れるように、日本語よりは相似性が高いフランス語もできる範囲で手伝ってきたよ。
プリーズとシルトプレ(←身内用。他人や目上にはシルヴプレ)は同じ使い方やし。英語でもさらっとプリーズが言える子になって欲しいしね。
せやから日本語でもプリーズに該当する「ちょうだい(してください)」を忘れんようにプッシュし続けて億万年。
でも夫に宣言した。
「もう今後うちはシルトプレを忘れないようにって言わんよ。自分で言うて」
だってさ、うちだけしゃかりきになって夫が自覚してへんのんやったら意味あらへんやん。義父母に対して娘や息子が「お水欲しい」だけで通じると勘違いするような子になるんは嫌やけどさ、フランス語までうちは面倒見切れんわ。
「(その言葉は)フランス語で何って言うんや?」っていちいちうちが突っ込むんも、おしまい。
これも夫が自分で自覚すべきことやもん。
将来息子と娘が
「こらジジイ、くたばる前におやつ寄越せ」
みたいな言い方で義父に甘い物ねだったとしても、それは全部夫のせい。←いや、普通そこまでは落ちぶれんはず
どっちにしても、うち一人でフランス語教育までまかなうん無理~っ。
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