風邪ウイルス絶賛活躍中でしんどいんで、息子が登校した後は娘を連れてソファに。

TV見せてますねん~。

助かるな、TVの子守り…。野猿が黙って見てるやん。

 

で、なんとなく裁判TVを見てたら、アメリカの学校を象徴するのがあったんで、ご紹介しよ。

 

原告:16歳男子とその父

被告:学校の女校長

訴訟額:36万円

 

簡単に言うと、原告の少年は放課後に火山の実験を学校のフットボール・フィールドで行った。学校の許可は取ってへん。

で、爆発音と煙に驚いた父兄が911(緊急事態の時にここへコール。警察・消防・救急すべてここ)する事態になった。

校長はこの生徒を退学処分にした。

 

アメリカらしいな~思ったのが、裁判官が校長とやりとりした内容。

裁判官「爆発はしたけど、武器や火薬とはちゃうやんね? 武器持ち込みとはちゃうやんね?」

校長「爆発するって時点で、危険物ですわ。金属の小道具もあったし、それらで他の生徒らが今回ケガせんかったんは、ラッキー。うちの学校はゼロ・トレランス(容赦なし)方針やし、父兄も同意書に署名してます」

 

ここでこの同意書を裁判官も確認。

 

あるね、こういう同意書。

スポーツイベントに参加するんやったら「ケガしても文句言いません・訴えません」とか。

他にも学校生活でのこまごましたことへの同意書もあって、署名せんことには学校通えんから「はいはい」言うて中身もあんまり読まんと署名しまくったわ。いや、読んだよ。でもだいたいが常識の範囲のことばっか書かれてるから、たいして心配することもあらへん。

 

今回、この親子には地雷やったな。

ま、こんな場合のために学校も署名させるから「転ばぬ先の杖」あって良かった♡ってとこか。

 

裁判官「ほんで、原告は何を訴えたいんや?」

原告「心的トラウマです。息子はカウンセラーに通ってます」

裁判官「いや、トラウマになったんは他の生徒らちゃう? みんな爆発にびびったやろ」

 

てことで、裁判官はこのケースを却下した。

まぁ、妥当やな。

学校の許可も取らんと勝手に大掛かりに爆発噴煙上げるような実験を、周囲にフットボール選手やチア女子もおる状況でやっとんやから。

 

この親子からしたら、ちょっと派手に実験したくらいで退学にしよって!って気持ちがあったやろな~。

日本やったら退学にはならんやろ。

 

冒頭でこんなやりとりもあった。

原告父「息子の成績はオールAです」

裁判官「勉強できる人もたくさん刑務所入ってるで」

父親としては息子がええ生徒やと印象づけたかったんやけど、裁判官に一蹴されとったわ。ぷっ。

 

せっかく私学に入れても、ちょっとしたうっかりで経歴にケチがついてしもたな、この男子。それでもアメリカは敗者復活に寛容やから、頑張ってくれ。

頑張る前に、その利己的な性格を修正してき~や。

 

と言いつつ、うちも息子が似たようなことをせんか心配やわ…。

学校にはおもちゃのピストルも刀も持ち込んだらあかんで、言うてあるんやけどね。

水鉄砲は大丈夫やろうけど、持っていかんに限るわ。

 

モンペが増えてるとかいう日本の学校もこれくらい厳しくしてもええんちゃうかな~。

 

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