『スターウォーズ・帝国の逆襲』を息子が見てて、ヨーダとルークの会話が聞こえた。
略したら、ルークが仲間を救うために今すぐ出発したいって言うんよね。
ヨーダは修行が終わってへんから、今行ったらお前もやばいっす、って忠告するんやけど、それを振り切ってルークがヨーダの元を去る。

これで思い出したんが、『エアフォースワン』で、大統領(ハリソン・フォード)の苦渋の選択。
目の前の自分の妻子を助けるか、テロリストの言いなり(第三国にて収監中のテロボスを釈放)になるか、って決断を迫られるんよね。
ここでハリソンが選んだんは…妻子の命乞い。
うちは「えぇ?ええんか、一国の大統領が私的理由を優先して?」「しかも他所の国に圧力かけて釈放させるって、それ、内政干渉ちゃうん?」って、すごい疑問やった。
同時に、これがアメリカ人の考え方なんかも?と。
目の前の妻子を見殺しにする真似をしたら、そんな男は絶対にアメリカ人からしたら受け入れられんのかなぁ、って。

ルークだって、ジェダイの騎士として悪の皇帝と闘うって“使命”があるけど、それよりもまず仲間優先で自分の命をリスクにかけて、さらには反乱軍の未来もリスクにかけて、修行場から去った。

さらに思い出したんが、クリントン元大統領の不倫騒動。
大統領を喚問・弾劾してるんをニュースで知って、これまたすごいな~って。
だってクリントン時代ってむっちゃアメリカの景気がよくなり、イケイケやったやん。いわば祖国をうまく導いた立役者。
それを浮気したっちゅー私的な部分で人前に晒して糾弾する。

アメリカは家庭や仲間が時には何よりも大切な価値を持つんやな、としみじみ思う。

一方、おフランスでは社会を動かす地位にある人たちのシモ事情に関しては、みんなむっちゃおおらか。
確かサルコジもいろいろあったけど、誰も気にしてへんやん。
アメリカでクルーズだかパーティだか参加してて、それを非難する人もおったけど、だからっちゅーて政治生命を失ったわけやない。

つまり、やることちゃんとやってたら私的生活の部分は一般人にとってはどうでもええ、ってな空気やね。

でさ、今回日本のお偉いさん・甘利氏って人が辞職したやん。
かいつまんでしか知らんけどさ、どっかの建設会社から50万円(ですか?)もろたとかなんとか。

…。

いや、うち、自分が大臣やったら50万円ぽっちしか持ってこん奴なんか、門前払で塩撒くよ?
ゼロがふたつ足らへんよ?

この事件に関連してる建設会社の社長が雲隠れ(ドラム缶に入って南港沈殿?)して、もう一人秘書だかなんだかもおらへんらしいやん。
こんな胡散臭いセットアップ系(しかも経費50万円・笑)な状況で、経済手腕に超有能な人を追っ払うって…どない?
日本の経済界にダメージを与えて、それで喜ぶんは誰やろな。
推理小説の鉄則で、犯人はだいたい事件で得するか救われる人。
今回もそういうのに何を考えてか(何も考えんとか)センテン◯スプリングが乗っかったんちゃうか、って思ったわ。

アメリカの家庭や仲間優先の考え、フランスの公私はわけて仕事させる考え、いずれもなるほどね~。
甘利氏の件は“汚職がらみ”ってことやから事情はちゃうものの、有能な男には仕事を十分させるだけさせてから、後で贖罪させてもええんちゃうかなぁ。
っちゅーか、もちっと詳しく調べた方がみんな納得するんちゃいます?

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