夫の同僚スコットが、同じく同僚スポンジ・ボブ(みたいな歩く冗談おっさん)とコスタリカにサーフィンしに行ってん。
この時、スコットはパスポートを紛失したって話やった。
何事やった?思ってたんで、スコット家族含む3家族合同宴会した時に聞いてみてん。

盗まれたわけやないんやて。
落としたらしい。

出発日に、スコットは「ボブ~、写真撮ったるわ~」言うて、ジーンズの前ポケットに突っ込んでたスマホを取り出して、撮影。
その時に、同じとこに入れとったパスポートがスマホと一緒にずり上がって、落下。
スコットはスマホを元にしまったものの、パスポート落ちたんに気づかず…。
気づいたんは、空港やった。
ボブはそのまんま帰国。
スコットはアメリカパスポートの処理できるでかい都市まで飛行機で移動せないかんかったし、再発行してもらえるまで2~3日滞在延長。

みんなも気ぃつけや!

っちゅーか、パスポートを無造作にジーンズの前ポケットに突っ込むんやな、アメリカン。
後ろポケットに財布突っ込んで人混み歩いてる日本のおっさんよりマシやとは思うけどさ。

思い出したんは、日系企業で仕事してた時のこと。
インターンのヤング男子(20歳そこそこ?)が来ててん。
この人仕事できんくせに、どこをどうしたら「俺はすごい」みたいなプライドが出来上がるんかわからん奴。

ほんで、何かの要件でパスポートをLAの日本領事館に郵送せないかんかった。
うちの同僚らは「受け取り確認のできる配達方法使いや~」って親切に当たり前なことをそのヤングマンに言うてた。
ヤングマン「大丈夫ですよ~」って、どっからその安心感来るねん?お前はLAに長いこと住んでる人らの警告無視?って根拠なしに余裕こいて、普通郵便で領事館に送付。

もちろん、紛失。

アホ。
今頃◯◯君のパスポートでどっかの中国人が空を飛んでるんやな~
と同僚で話したのも、今はいい思い出。
(奴も再発行してもろて、しばらく後に帰国済み)

と、他人のことをとやかく言うてるうちも、実はパスポート無くしかけたことあるねん。

夫とフランスへ冬に行った時のこと。
早朝に義父母宅を出発し、途中のサービスエリアで小腹を満たしたうちら。
そしてそのカフェでセボンセボン言うてご馳走さましたのはええけど、そこにうちは夫とうちのパスポートや財布(の中にはもちろん色々)が入った小さいバッグを忘れた。
走り出した後でうちは「あれ?あのバッグは…?」と気づき、トランクにも入ってへんからカフェに引き返すはめになってしもた。
義父、大爆走。時速150kmぐらい出てたんちゃうか。

で。

カフェがちゃんと保管してくれててん。
フランスで!
ありえん!
らっき~っ!

ほんまに死ぬか思ったで。
早朝で客もほぼおらんかったのも、幸いした。
でもさ、アメリカみたいにほいほいフリーウェイを乗り降りできへんから、必要以上に走って引き返さないかんかった。もち、高速料金かかってますやん。日本と同じ。

てなわけで、旅行シーズン到来やね。
他山の石をもって、皆さま忘れ物無きよう楽しく行って帰ってきておくんなまし。
パスポートは命の次に大事やで~。

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