小学校新学期が始まって3週間。
学校から届いたプリントを読んでたら、なんかお先真っ暗な気分になってしもた。

いや、別に息子が悪いとかやないねん。
むしろ、息子は頑張ってる…英語を母国語としない生徒として。

そのプリントは、いわゆる学校区長からのもの。

うちらの学校区は昔も今も常に頑張ってまっせ。
カリフォルニアの頑張ってる学校として認定されてるんがこれだけの数あって、さらにブルーリボン校がこれだけあって、さらに…。
でも、難しい問題にも直面してますねん。
成績の伸び指数が、やばい。
規定の指数に達しなかったら、ランク落とされる。
ランク落とされたら、頑張ってる学校区として認めてもらえんようになるねん。

保護者のみなさん、頑張っていきましょや~!

ってのが、つらつらと書いてあるねん。
あれこれ述べてはいるものの、問題点は明らかに透けて見えるあたり、なかなか苦心して文章作ってんな…と同情する。その問題点とは、

英語しゃべれん生徒

なんよね。
もっとダイレクトに言うたら、ヒスパニック系移民の子弟。
もっともっと切り込んで言うたら、ヒスパニック系移民が集団で住んでるエリアの小学校(ヒスパニック率97%とかある)が、足を引っ張ってる。

これらの学校におる生徒って、家庭内言語がスペイン語。でもって、クラスメートもおしゃべりするんはお互いにスペイン語。
先生は英語で授業するはずやけど、ヒスパニックの先生やったらうっかりスペイン語混じりの授業になってもおかしゅうない。
でも、使う教材は英語。テストも英語。
そら、英語力と成績が伸びんでも不思議はないで。

うちの息子は、幼稚園に入った頃、英語はほとんどわからんかった。
理解率15%もあったかどうか。
でも周囲はみんな英語。小学校はもちろんみんな英語。
今では綺麗な発音で英語しゃべってる(けど時々読み方を思いっきり間違ってる)。
子供は周囲で使われてる言葉を自分も使うようになる、っちゅー見本やね。

クラスで英語を母語とせん生徒らを時々集め、専門の先生が英語の特訓をして、年に一回テストする。キンダーの時から比べたら、息子の英語力は英語ネイティブ生徒にかなり追いついた。
でも、クラスのほとんど全部の生徒が英語が不自由やったら、学校としては授業の前に基礎英語、ですごい足を引っ張られる。勉強どころやあらへん。

すでにカリフォルニアの子供の人種は、ヒスパニックが半数になってる。
ってことは…

規定の指数に達しないのは、うちの学校区だけやないね
(*^o^)乂(^-^*)


って安心してる場合ちゃうっちゅーに。
うちがホームステイしてたヒスパニック移民二世の家族は、二人のお子さんを私立高校に入れて卒業させた。
「この近所の公立はあかんからな~」「学費のためにかなり頑張って仕事したわ~」言うてはった。

自分が移民であることに甘えず、教育の重要性を理解してる人らが生き残るんやなぁ、とつくづく思うわ。

でもな、学校区長…。
保護者へのプリントの英語、むっちゃわかりにくかったで? 息子と娘が周囲でぎゃあぎゃあうるさいと、ほんっまに理解に苦労した。
しかも略語の中でも重要やったLEAってのに説明あらへんかったし。多分Learning English Activityやと思うけどさ。
それと、保護者への協力を訴えるんやったら、スペイン語に翻訳したんを裏面につけるべきやん。
ま、多分カリカリしててそれどころやなかったんやろうなぁ。

英語の宿題がじわっと面倒臭くなってきたうちに、叱咤込めた応援クリック
 ↓ ↓ ↓
人気ブログランキング 人気ブログランキングへ
にほんブログ村