ふふふふ…日本に到着したで~っ。
いきなりやろ。
ま、そういうこともあるわな。

時差ぼけと長旅で疲れるけど、何よりも大変なんは子連れってとこやわ。
娘に合わせて飛行機内で過ごさないかんから、おちおち眠ることもできん。実際一睡もせんかったよ。

関空到着したら、入国審査にはアジアからの観光客らしき軍団で混雑してるやん。
外人向け入国審査の窓口は混雑しまくり。

ほんでさ、入国審査はうちら一家揃って外国人の窓口に並んでん。
日本人の配偶者と一緒におっても、外人は外人やから、「一緒に日本人窓口に並んじゃえ」ってできへんねん。

でも、全っ然、列が進まんのよ。
うちは菊の御紋がついたパスポートをことさらに係員に見えるように持つようにしたで。
ついに、長旅の疲労で娘が夫に抱っこされたまま泥のように眠り込んでしもた。
息子も空腹と疲れで目がいってる。

そうこうするうちに、日本人向けの審査窓口への列はすっかりなくなってしもたやん。
うち、自分の列から離れて係員捕まえたで。

「スンマセン、うちとこ夫だけが外人で、あとは3人とも日本国籍あるんです」
「小さい子供がいて、かなり疲労してますんで、なんとかなりませんか」

と言い終わらんうちに、係りの女性が

「こちらへ!」

って日本人窓口番号を言うてくれたよ。
菊の御紋がついた赤いパスポートをことさらにアピールしながら、外人の夫連れて審査官が待ち構えてる窓口へ優雅に行ったね。こうでなきゃ~。

夫だけ外人やから、指紋と顔写真取られました。
でもあっさり入国できました。
こんな時、疲れてる子供を連れてると優遇してもらえるんはありがたいことこの上ない。
アメリカも子連れを優遇してくれるんよね。
っちゅーか、市民の配偶者やったら、アメリカは夫婦二人まとめて「住人」窓口で審査してくれるからありがたい。
関空もそないしてや~。

あ、そういえば韓国でMERSが流行ってるからってことで、入国審査のエリアに入る直前には、特別な案内が書かれた用紙と係員がおったわ。
エボラもMERSも、はよ収まってくれと切に望むで。

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