91%のアメリカ人は、遺言書の手続きをしてへんねんて。
これ、夫が「万が一の際の財産について」ってセミナー(←無料)に参加して勉強してきたこと。

91%

多いんかね。
日本やったらどうなんやろうね。

結論を先に言うと、やっぱり遺言書を公的に作成すべき、ですわ。
“公的に”ってのが、ポイントね。
自分で適当な書式で書いても、いくら一生懸命書いても、それが法的に認められるもんやなかったら無意味やねんて。

法的に効力持たせよ思ったら、第三者に遺言書の証人になってもらう必要もあるねん。
遺産享受する立場にある人間以外。
これは、ご近所のおっさんでも友達でも、誰でもよろしい。

我が家の場合、問題はうちにある。
うち、永住権のままで米国市民ちゃうから、な~んもせえへんかったら夫が事故や病気でで急逝した場合、夫の財産ががば~っと徴収されてまうねん。
子供らが受け取る分は別として。
せやから、夫に何か起こる前に、うちは米国市民になっといた方がよろしい。←いつや
一定の手続きをしておいたら、永住権保持の配偶者でも遺産をちゃんと受け取ることはできるんやけどね。←どんな方法か忘れた

夫としては、セミナー開催した主催会社(信頼できるとこ)に手続きを依頼する気持ちが出てる。
経費はセミナー参加者特典として、16万円。
でもこれは一回こっきりの費用で、すべての手続きをこれで進めてもらい、その後の変更だのなんだのは追加費用ゼロ。
無知の素人が法律相手に危ない橋を渡って下手な遺言書をつくるより、16万円ぽっきりでややこしいことを専門家がさくっとこなすんやったらそれぐらい払う方が、結果的に安く済むんちゃうかね。

夫の同僚・コニーさんの高齢お母様が亡くなられた時、遺言がなかった。
せやから彼女の遺産が州によって一時凍結され、コニーさんは想像を絶する大変な目にあった。
書類を集め、縁遠い親戚をめぐり、あれやこれや過去のデータも探し、で、疲弊してはったな。
今回のセミナーに行っといた方がええと夫が思ったのはコニーさんの件を聞いてたのと、不動産エージェントのM氏が勧めてたのと、が理由。

さらに恐ろしいことに、州による財産采配が行われた場合、それはパブリック・レコードとして公表されるねん。
遺産の分配指数(誰がどんなけ)、ソーシャル・セキュリティナンバー(←超大事な個人の認識番号)などなどが、誰にでも閲覧できるようになる。

ええんか!?
それは幾ら何でもやりすぎちゃいまっか!?

夫にどんな年齢層が参加してた?って聞いたら、2ダース程の参加人数で、だいたいは50代より上っぽいんが多かったらしい。夫が最年少組なのは間違いない、とのこと。

「91%は無防備って、そんなもんか」と夫は言いつつも、「そういやうちの両親もなんもしてへんな」やて。

それ、むっちゃ怖いで。

夫は一人っ子。
けど、親戚うじゃうじゃおる。
義父母に万一のことがあったら、夫がすべて受け取ることになる…はずやけど、海外に居住してるってだけで、ややこしくなるかもしれん。お金がからんだら豹変する人っておるやん。
「“僕、遺言書作成の勉強始めてん~”って、ご両親に世間話としてさらっと言うたら?」
と、入れ知恵しときました。

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