人気ブログランキングへキンダー児童のクラスには、上級生がやって来て一緒に絵本を読んでくれるねんて。
リーディング・バディ（読みダチ）って呼ばれてる。
息子のリーディング・バディのT君は登下校の時に息子を見つけると、必ず名前を読んで挨拶してくれるねん。
ええ子やな～と思ってた。
ある下校時、息子にその日の学校の話を聞いたら、悪いことがあったっちゅーねん。
「ボクがもらったポプシクル（アイスキャンデー）が壊れてた（←折れてた？）」
「（学校でんなモン出すん!?）ありゃー、そいつは残念やな。でも食べれたんやろ？」
「うん。リーディング・バディのT君が自分のんと交換してくれてん」
「わー、T君、優しいねぇ！」
息子はうなづいて、すごい嬉しそう。
ここぞとばかりにうちは「そういう優しいお兄ちゃんになりや」と説教入れるやん、もちろん。
悪い事やなくてええ事のあった日やん、とポジティブシンキングも教えといた。
で、帰宅後イヤーブックってのを息子と見ててん。
イヤーブックとは、年間アルバムに近いもので、キンダーから小学５年生まで全員の顔写真とクラス写真、イベント（←これはちょびっとだけ）などが収録されてるねん。
うちはT君の事を息子に聞いたら、T君は２年生らしい。
T君の写真を発見したら、息子はその隣に映ってる男子を指して「これ、K君のリーディング・バディ」って言う。K君とは、息子が一番大好きな友達やで。
「K君のポプシクルも壊れててん」
「あら、可哀相に」
「でもな、K君のリーディング・バディは…」
ここで息子こらえられずにククッと笑いがもれる。
「ポプシクルを交換してくれへんかってん」
うち、思わず笑てしもたやんー。もちろん、息子のちょっと悪どい根性に。
もうこういう微妙なことがわかるようになってんなー。
言うたらなんやけど、息子のバディ・T君は普通に可愛らしいねん。で、しかも礼儀正しく優しい。
K君のバディは、…ちょっと不細工（に、写真では映ってる）。で、年齢にふさわしく自分のポプシクルが大切。
息子は自分がラッキーなことに密かに満足して優越感味わったわけで。
ちなみにもし息子が日本におったなら、ちょうど幼稚園の年長にあがったとこやね。
でも明日でキンダーは修了（ぎゃーっ！）して、この９月からは小学１年生になるで～。来年の９月になったら自分もリーディング・バディになるわけやん。
T君見習って優しいお兄ちゃんになってくれ、ほんま。
そうそう、夫がT君に顔がそっくりなお兄ちゃんを他の学年で発見してん。名字も同じやから、まず間違いない。T兄君も見るからに心根の温かそうな子やった。
…意地悪とか優しいとかって、
遺伝なん!?
と、結構気にしてまうやん。
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