フランス出身のママさんと話をして、おもろいな~と思ったんは、彼女がうちの夫と同じ考えを持ってアメリカに住んでるとこ。
彼女がアメリカに来たのは、学生としてで、当時はボストンに住んでたらしい。
で、どうもフランスからまとめて一緒に学生らが来たんちゃうかな。
フランス人は自分の国が好きで、一番ええとこやと思ってる、てのはよう聞く話。
ほんで彼女も最初はフランス人学生らとつるんでたんやけど、彼らとおったら
「アメリカってこんなとこがもっさいよな~」
「食べモン、いまいちっ」
「なんやかんや言うても、アメリカってアレやな~あはは」
「やっぱフランスがええで~」
って話がしょっちゅう…てか、そればっかりやったらしい。
彼女にしたら
「ほな、フランスに帰ったらええやん?」
ってすごい疑問な上に不愉快やったって。
せやから徐々にフランス学生らと距離を置いて、同じく留学に来てる世界各国の学生らやアメリカ人学生らと積極的に関わるようにしてんて。
ほんで月日は流れて、アメリカ人男性と知り合い、結婚し、なんだかんだでもうすぐ20年になるわ~って言うてはった。
彼女の話を聞いてると、うちはいちいちうちの夫とケッチー(夫のどケチなフランス友人)のことが脳裏によみがえったで。
ケッチーもフランス大好きで、常にアメリカを(だけやなくて何でも)批判しとるねん。
まー、フランス人自体が批判・批評大好きやから、ケッチーも、どフランスな輩と言えるわけやけど。
ケッチーがアメリカに居続けるんは、妻子ができたんもあるけど、お金が稼げるから。将来は愛する故郷・南仏に戻ってうまいモン食って余生を過ごしたいみたいやね。←妻子は?
一方うちの夫。
フランスが恋しいこともあるけど、アメリカ生活が非常に気に入っとる。
ネチネチしてへんし、合理的やし、サービスええし(フランスと比べて、の話よ)、物事が素早く進むし、ってなの。
ほんで異邦人に対して懐深いからね~。
ただ、ホームシックには多少なったらしい。
で、うち。
アメリカ生活にあれこれ批評批判してるんで、夫がたまに「そんなに日本がええんやったら、日本に帰ったら?」ってうんざりして言うことある。
あんな~。
うちは日本のええとこもいまいちなとこも、両方言うとるやん。
アメリカのええとこもいまいちなとこも、両方言うとるやん。
で、うちにはカリフォルニア生活が性に合ってるって言うとるやん。
さっき語った5~10分程度のことで決め付けんなっちゅーねん。
うちも批評するんが好きやっちゅーに。ほんまにもー。
夫はアメリカ生活にすっかり溶け込んで、特にフランス人を探してつきあうようなことは無い…っちゅーか、フランス人滅多におらへんからな。
フランス出身ママさんと夫との共通点は、自分がおる場所を素直に受け入れて、周囲におる人らと付き合って、ってとこ。
故郷がええんはわかってるけど、住んでるとこを積極的に好きになってるとこも、やな。
こういう人間は周囲の人らにも好かれる、てか、周囲も受け入れやすいと思うわ。
ふとここで考えたんが、ボストンマラソンで爆弾使った犯人兄弟。
特にアニキの方はどうしてもアメリカに溶け込めん気分で、疎外感にさいなまされて、宗教に傾倒して過激になったらしいけど…。
やっぱりアメリカが悪いんやなくて、本人の問題やな~と改めて思った。
ほんで、アメリカ以上に異邦人を受け入れやすい社会って、あらへんのんちゃう?
「痛い!」って反射的に叫ぶときもフランス語の「アイ!」やなくて英語の「アウチ!」になってしもたフランスママさんにも、応援クリックしたってね
↓ ↓ ↓