この頃、週末はパンケーキ（ホットケーキ言うよね、日本では）を焼くんが習慣っちゅーかなんちゅーか、夫のリクエストになっとるねん。
うちも好きやからええけど。
「食いたい」って言う夫やから、奴は自分で朝からスーパーへ買出しに行ったで。
うちは何年か前に買って気に入った粉を、こんな特徴やでって教えた。
「黒人のおばちゃんの笑顔が、紙箱パッケージに印刷されてる」
「Auntなんちゃら、ってのが商品名」
「これやなくてもええけど、とりあえず、卵と牛乳を自分で入れないかんやつ」
やねん。
せやねん、パンケーキ粉には、「水を入れるだけでOK」ってな商品が結構あってな～。
どんなけ怠慢こくねん、アメリカン。
卵と牛乳入れるくらい、屁でもないやん。安いもんやん。
せめてうちは卵と牛乳くらいは "自然" な材料でいきたいと思うで。
がっ。
夫、見つけられず。こいつ探し物苦手やから堂々と目の前にあるんを見逃しとるんちゃう？ってきっちり疑惑かけたけど、もちろんそんなこと言わんで。
ほんで近所のスーパーで夫が見つけたパンケーキの粉やけど、全麦芽やねん。
健康的でええかもしれんけど、うちはいまいち味が気に入らん。
仕上がり薄いし、メープルシロップとかバターの染み具合もイマイチやし。
でも先日、めでたく別の近所のスーパーにうちのお気に入り粉が売られてるんを見つけた。
←ジェミーナおばちゃん、やった
これはふっくらふくらんで、普通においしいっす。
でもな、驚くのはこのレトロなデザインだけやないで…。
どこから開けるんかな～って探すならば、横に
「ここ、持ち上げろ」
って書いてある。↓写真ボケて済まん。
←どゆこと？
で、持ち上げたら…
←ぱかっ
この中に、どか～んと、粉が入ってるねん。
そのまんま、生まれたまんま、で。
ビニールに入ってるとか、小袋になってるとか、そんな気遣いは
「は？なんのこと？」
な、世界。
で、箱をゆっさゆさ揺すって、この口部分からどかどかって粉を出すんよね～。
…もうちょっと、なんとかならん？ジェミーナおばちゃん…。
このまんま戸棚に収納するんも心配やから、うちはでかいジップロックに入れて保管してるねん。
日本って時々包装過多なサービスあるやん？
便利やけど、ちょっと小さいトリュフチョコとかがつがつ食ったら、ちっちゃい包装紙のゴミの山がふわふわしたりして。
でもジェミーナおばちゃんのそっけなさも、どやねんって感じ。
まー、おいしいからええけど。
夫に言うたら、「それはそれで何年もビジネス続いとるから、ええんちゃう？」やて。
確かに…。このレトロ加減がむしろ心をそそるんかもしれへん。
けどやな、パッケージが雨とかアイスクリームの水滴とかで湿ったら、一発で中身もあかんようになるやんなぁ？
そんなん気にしてたらアメリカで生きていかれへんのんかもな。
そうそう、最近牛乳を買わん（豆乳にした）から、パンケーキ用に夫に牛乳も頼んだ。
「1パイントにした」って言うんを見たら、むっちゃちっちゃ～い！ きゃわゆ～い。
って一体何ccやねん？
って…
約1リットル、でしたー。
日本の普通サイズの牛乳やんね、それって。
うちも染まってしもたもんやな…。
追記：「ジェミーナ」やなくて、「ジェミーマ」やね…。今頃気づいたわ
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