昨日は対抗戦の筑波戦、筑波、帝京、両校のみなさんお疲れ様でした。
今週の後半から一気に気温が下がってくるらしいので、昨日が今年最後の夏日の試合だったのではないかと思う。
個人的には対抗戦の筑波戦を思い返すといつも震えながら観戦していた記憶があるので(たいてい10月半ばは冬のような寒さが訪れる)、こんな暑い日に筑波と試合をした記憶はない。

それはさておき、やはり筑波は相変わらず帝京にとって厄介な相手と思い知らされるチームだった。
毎度ながら苦手意識というか相性の悪さを感じさせるが、今回も序盤から帝京の緩んだ隙を見逃すことなく積極的に仕掛けてきて最初のトライを奪った。
帝京は試合の立ち上がりにエンジンが掛からないのは連覇中の頃から見られる共通点であるが(相手に合わせてしまうというか)、今回もそんな悪癖が見て取れた。
ただし、やはりスイッチが入ると本来の力が解放される。
後半に入ると怒涛の反撃で相手を一気に引き剥がして盤石な勝利を手に入れた。

要所要所では上級生が責任ある仕事を果たしてくれたおかげで下級生がのびのびとプレーできた気がする。帝京は上級生がリーダーシップを常に意識する文化があるおかげだろう。

懸念だった筑波の壁を大きく乗り越えたことで大きな自信につながったし、前半は苦戦したことで自分たちが克服すべき課題がより明確になったのではないかと思う。

次回は10月16日に日体大戦。この頃になるとおそらくだいぶ寒くなってくる時期だろうから、体調管理には十分気をつけて過ごしてもらいたい。
今の帝京の実力を考えると勝利はほぼ確実だろうが、今回の課題である序盤に差し込まれることがないことを期待している。
そして間をあけて11月6日は、いよいよ対抗戦の頂上決戦と呼べる早稲田戦。
今年の戦績をかんがみると、やはり早稲田が最大の敵だろう。
帝京の二回目の連覇記録の始まりとしては、この早稲田戦が重要局面になる思われる。