2024年度の帝京ラグビーのキャプテンが青木恵斗と発表された。

副主将は、李錦寿と本橋拓馬。

ともに外せない選手がリーダー陣に選ばれたという印象だ。


個人的には日本代表の合宿にも呼ばれる青木あたりが選ばれるだろうなとは思っていたが、一方でまれに人格者重視で選ばれることもあるので、そのあたりの可能性もゼロではないかな?とは思っていたが、やはりグラウンドでチームを引っ張れる人物が選ばれたようだ。


青木はこの年代の中では頭ひとつ抜けた選手で、指導者たちからも厚い信頼を寄せられている。

一方で、体を張ってチームを鼓舞するのに長けた選手ではあるが、前年度の江良主将や奥井副主将のようなレフリーと積極的にコミュニケーションを取ったり、良くも悪くも相手チームにプレッシャーを掛ける(挑発的な?)言葉掛けは見たことがないので、そのあたりはどう青木らしく表現されるのか興味深い点ではある。


ただいつも思うのだが、どの年代の主将であっても自分らしさを優先していいと思う。

かつて帝京らしいキャプテン像を追求するあまりに苦しんでいるキャプテンが何人かいたので、そこは自分という個性が選ばれたのだと堂々と胸を張って、今までのキャプテンはこうだったからというのは無視とまでいかなくても参考程度にとどめるのが良いだろう。

実際にそうした自分らしさを発揮したキャプテンほど成果をあげてきた。


その年代に求められる人間というのはその時々によって違って当たり前だし、帝京が築いてきた文化のうえに立つのが前提であるが、多様性が尊ばれる時代でもあるので今までにない青木らしさを見せてくれたらと思っている。