今日は本音と建前の話です。


誰かから、好きなタイプの異性を聞かれると僕はいつも…


趣味が合う人


と建前の答えを用意するのですが、本当にそうは思っていません。


だって本当に僕と趣味が一致していたら、きっと休日の二人は家から一歩も出ないだろうし、


出たとしても本屋やカフェ、映画館くらいしか行かない。

また、僕の体力が万全の時は、
上野の中田商店でカーゴパンツを一緒に捜索させてしまうことになるでしょう。


僕の本音でデートをしたらきっとそんなものになってしまうだろうし、


じゃあ一緒に埃っぽい場所で血眼になってカーゴパンツを探す女性を見たいかと言われたら正直見たくない。

きっと多くの人がそうしているように、お互いに興味のあるモノを妥協し合って、その中で一日のデートプランを立てていると思います。

だけど、それこそがお互いに世界が広がって、


新鮮で楽しい!


みたいな感じだと思うのです。



でも、そうやってすり合わせて、互いが互いを理解し合ったデートの終盤で…







僕はどうしても…








今までの努力を全部ぶち壊したくなるんですよね。




具体的にはどういう事かというと…




ジュテーム
(※フランス語で"愛してます"の意味)

と言いたくなります。


多くの方が普通のテンションでジュテームと言われたら


「あ、こいつ、ヤバい奴だったんだー」


と、恐がってしまうと思うんですよね。

それでも、

ジュテームを浴びせられた人間は、貴重な休日の一日を無駄にしないためにも、建前で、



「いやいや、なにそれ!」 



とツッコむと思うんです。


"冗談だよね?"という願いを込めて。


でも、それに対しても僕は…




「ジュテーム」



と返します。

まるでラピュタの滅びの呪文「バルス」みたいに。


滅ぼしたくなるんです。


今日という一日を。


ここで誤解して欲しくないのですが、僕はキザな言葉を言いたい訳ではないんです。


なんか不安になるのです。


このまますんなり上手くいってしまうことが、


きっと僕の何か寝相の悪いところだったり、クロワッサンの食べ方が異常に汚いところだったり…


そういう部分を後に暴かれて、

嫌いになられてしまうのが嫌なんです。


だから、一回「ジュテーム」という滅びの呪文でデート全部ぶち壊して、


それでも許してくれるような


そんな人に出会えたらなって思うんです。


例えば…



「ジュテーム」
(※フランス語で"愛してます"の意味)

と言った時に、


 

「モワ オゥシィ」
(※フランス語で"私もっ"の意味。)


と返してくれるような、なんか全てを許してくれるようなそんなおなごはいませんか?



いないよな。




だから僕は実際にはジュテームをしたくても、しないんです。



それと今気付いたんですが、僕こんなにフランス語の話してて、でも、大学時代朝起きれなすぎて、


1年かけてとるフランス語の授業に3年かかりました。

ポン・ジュース!