今から丁度1週間前ぐらいの本当に些細な出来事なんですけど、
友人の女の子と話している時に不意に「喉が痛いんだよね」と言われまして...
僕は「風邪じゃない?」と聞いたんです。
そしたら「そういうのじゃなくて口内炎なのかな、しこりみたいのがあるの」と言うので、しこりってなんだか怖いワードだなと思って、正直真面目に聞いてなかったのですが、その子の方に向き直って、
「どこに?」って聞きました。
そしたらその子…
「うん、喉ちんぽの横」
って言ったんです。
僕、一瞬耳を疑いましたよ。
一体今何を聞いたんだろう?って
もしかしたら聞き間違えかなって
それで、
「…はい?」
って聞き返したんですけど…
やっぱり…
「喉ちんぽ」
って言ってるんですよ。
それが原因で正直ここ1週間何も手につきませんでした。
どうしてその子は「喉ちんこ」ではなく「喉ちんぽ」という言葉をチョイスしたのか?
ふざけているのか?
ふざけていないとしたらどんな環境で育ったのだろうか?
その子は僕よりも言葉を知っているし、教養もある人だと思っていたんです。
ズレているとしたら僕の感覚なのではないか?
いつの間にか僕は流行に乗り遅れ、
時代は今「喉ちんぽ」が正解なのではないか?
色々考えてしまいました。
でも、考えても埒があかないので辞書で「喉ちんぽ」と調べてみました。
ふと、心の底から「知りたい、学びたい」とそんな気持ちで辞書を引いたのはいつぶりだろうかと考えました。
遠い記憶。
茜色の空と下校時刻のチャイム。
誰もいなくなった教室。
数名の男子たちと一つの机を囲い、広辞苑を広げ…
僕らは保険の教科書にある人体にまつわる単語を片っ端から調べました。
あの頃の飽くなき探求心がよみがえってくるようでした。
結論だけ言います。
辞書に「喉ちんぽ」はありました。「喉ちんこ」に同じとありました。
正式名称は「口蓋垂」だそうです。
でも、口蓋垂という言葉を使われてもピンとくる人の方が少ないと思います。
僕は今まで意識したことがありませんでしたが、「喉ちんこ」という言葉すらなぜだか言いづらいです。誰かに説明する際にはどう説明したらいいのでしょうか。
「喉ちんぽ」「喉ちんこ」「口蓋垂」
祖先は21世紀を生きる僕達に、どうしてこんなにやっかいな難題を残してしまったんだろう…。
それにしても祖先は、もっと上手く言い表せなかったのかなと、思わずにはいられませんでした。
写真は、鈴を鳴らして店員さんを呼ぶタイプのカフェでの一枚。
店員さんを鈴で呼ぶってなんか鳴らしづらいですよね。
でも、写真を撮る際におもいっきり鳴ってしまいました...(笑)