この空の下のどこかで。 -663ページ目

想太の病気判明 その5。

たくさんの子供たち。
とても元気そうに見えるのですが、

ここに来ているということは、病気に程度の差があるとはいえ、何らかの病気を抱えているのでしょう。

余りの人数に、こんなに居るんだ・・・と、呆然としてしまいました。

予約時間の3時少し前、エコー検査に呼ばれました。

機械の前には若い男女の先生が2人。
幾つかの質問をしながら、エコーが始まりました。

10分後くらいで、いちるの望みをかけて聞いてみました。

「心臓はやっぱり・・・」
「右側ですね」
女性の先生が即答しました。

「嘘でしょ?」という気持ちと、
「ああ、やっぱり・・・。」という気持ちが押し寄せて来ました。

と、同時に「心臓奇形」という言葉が頭に浮かびました。

心臓奇形と言っても、専門の先生が診たら、「これくらいなら、手術とかで簡単に治りますよ」
と笑いとばしてくれるものかも知れない。

夫は電話口で何回も期待を込めて言っていた。

エコー検査は機械を替えて1時間半ほどかかった。

その間、先生が増えて行く。入れかわり立ちかわりで、最終的に5人程の先生が、エコーの機械を前に論争していた。

想太の病気判明 その4。

先程、説明を受けたにも関わらず、

やっぱりよく理解出来てなかった私は、ようやく、うちの想太は大変な状態なのでは…ビックリマーク と急に目の前が真っ暗になりました。

帰宅後、実家の両親とひとり転勤先に残って働いている夫に報告しました。

何が辛いって・・・
「よくわからない」ことです。

疑いはあるものの、診断は確定していないし、

病気の内容はなんとなくわかったものの、

治療や予後なんかの情報は全っ然、わからないこと。

週末を半分くらい廃人(お風呂温泉入るのも忘れちゃいましたガーン)状態で過ごして、


5月11日。
いよいよ周産期医療センターで診察して貰える日が来ました。

この病院は、実家からバス電車で1本。とても大きな病院です。

初めて敷地に入りましたが、病院とは思えない雰囲気で、大学や新しく出来たマンション群ビルのような雰囲気です。

建物内も同様で、病院病院らしさがあんまり感じられません。

母と受付を済ませて、待つこと30分腕時計・・・。

その間にも、たくさんの乳幼児や妊婦さんが来ます。

ここは、リスクがある妊婦さんなんかが集まる病院なので、

自分以外にもたくさんの妊婦さんがリスクと闘っている事に気がつきました。

想太の病気判明 その3。

その日、定期検診の後で、大学時代の友人とご飯を食べる約束をしていたのですが、

食事ナイフとフォークに行ったものの、さっきの診断が引っ掛かってしまい、落ち着きませんでしたガーン

診察室を出る時に、先生が「僕の診断ミスかもしれない。機械も古いしね~。診断ミスだったら、いいね」と穏やかに言って下さったのが、印象的でした。

そっか、先生の診断ミスかもしれないビックリマーク 心配する必要ないかもしれない音符

と思う一方で、紹介状まで出されたんだから、やっぱり・・・という気持ちもあり、

頭の中は色々な思考でぐるぐる台風していました。

友人と別れてから慌て、さっき診断された病名を携帯携帯で検索してみると(本当、便利な世の中ですよね~ひらめき電球)、

幾つかの解説が見れました。

(簡単すぎるかも知れないのですが、私もまだ専門的に説明を聞いていないのであせる間違えがありましたら、ごめんなさいしょぼん

「内臓錯位」
心臓形成の段階で、何らかの要因で、心臓が反対側に形成されてしまう。

ほとんどの場合、心臓の奇形も伴う事が多い。

いくつかのサイトを見たのですが、似たような説明がほとんどです。