こんばんわ。宗秀斎です。
このところ…忙しくてなかなか更新できていません…(汗)
でも、新作、幻の天鏡閣の制作はキッチリ!進行しています。('-'*)(,_,*)('-'*)(,_,*)
その前に、
前回オークションに出品していた桂離宮 江戸時代創建時再現ジオラマが新しい主人の元へ旅立って行きました。
血と汗と涙の結晶ともいうべき作品だったので、梱包しながら少し泣きそうになりましたが…(iДi)
でもそれに喜んで頂ける方に渡ると考えると最後は嬉しくなるものです。
血…ノコギリで指切った!汗…(そのまま)涙…最後の別れ、と文字通りの傑作でした。
東京のある病院の応接室に飾って頂いているとのことだったので感無量でした!
去年、出品していた三渓園 聴秋閣ジオラマに引き続き、リピートして頂きまして、2作並べて飾って頂いてるとのことでした。こんなに嬉しいことはありません!
去年の三渓園聴秋閣ジオラマの作品を気に入って頂いたようで、今回の桂離宮のジオラマも楽しみにして頂いていたようで、ファンができたような気分で嬉しかったですね!
今回は色んな方々に高い評価を得たのでビックリしました。
このブログもメディアでも活躍中の美人書道家、涼風花さんにも『いいね!』されました(^∇^)ん〜〜美人で書道師範とは、かっこよすぎます(笑)
江戸期創建時桂離宮ジオラマも希少価値の分類で投稿紹介されました。
噂のヤフオク極秘情報というサイトがあるんですね。知りませんでした(笑)
実際、驚くようなアクセス数だったので前回の三渓園聴秋閣と同様、注目を浴びた作品となったようで、僕自身嬉しいと同時に今後の制作にもプレッシャーがかかります…(・・;)下手なものがつくれないなと…(笑
この桂離宮もそれなりに人気がありましたので、リクエストがあればまた制作しようかなと考えてます。
ただ100%全く同じものは作れないとは思いますが…完全ハンドメイドなので(笑)
いつになるかわかりませんが、今後の計画として依頼も受けて制作したいなと考えています。
という宣伝記事でした。
新作の金閣寺と幻の天鏡閣ですが、
ひとまず金閣寺を仕上げないと、天鏡閣のサイズや地形などのレイアウトができないので金閣寺から仕上げてみました。
フジミ金閣寺1/150のプラを組み立て。
すんごく小さいです。
今回は金閣寺がメインではないのであくまでも雰囲気として脇役に徹してもらうつもりでキットを利用しました。プラもまんざら捨てた物ではない出来の良さです。
と言っても…最初購入した時の中身を見て…
僕的にこの金メッキはどうも金しすぎてて違和感があり、屋根など全て金てのはどうも成金の建物のような雰囲気で、ちょっと…(汗)
と思ったので、金閣寺は金箔が貼ってあるので、その雰囲気を演出しないと金閣寺らしくないなと思い金メッキを全部剥がすことに
キッチンハイターで丸一日ひたすと全て取れました。すごい…いい仕事してますね〜(笑)
その後、真鍮入りの顔料と他の顔料を混ぜて金箔らしい金の塗装をしてみました。
ライトをあてると…
光の当て具合で金の発色は変わります。金は光彩によって化けるのです。
ここで金についてお話してみます。
金は青金と赤金の2種類があります。
赤金
銅が2~3割含まれている金
青金
銀が含まれている金
純金箔(金100%)
このように同じ金でも色味が違うのです。
以前、金箔を使用した経験があり、独学で金箔の貼り方を覚えて屏風絵を描いた際に用いた金箔。
このような洋金箔(青金)を使用していました。洋金とは真鍮に色付けされた箔のことで、純金箔と比較すると価格が大きく違い近年の金高騰の影響で洋金箔が主流になっているそうです。
僕が購入した洋金箔(青金)は、金も含まれている箔なので、少し割高でしたが、金箔を和紙に貼ると金の見え方が違います。
和紙の上から貼ると不思議と金色が変わるのです。これは大変面白い現象です。
真鍮らしくない金(一応金は入ってますが)の色味がでます。
前回ブログでも取り上げましたが、今回の新作のテーマの元になる、NHKの歴史ドリームチーム「金閣の謎を解き明かせ」という番組の中で、
金閣寺は黒の漆の上から金箔が貼られていたという検証をしていて、
金箔を漆塗りと木材に貼った時の金の見栄えの違いを紹介していました。
大変面白い検証でした。
このように金は素材や光によって大きく化けてしまう不思議な色なのです。
だから、古来より人が金に魅力を感じるのもわかります。
今回、金の表現はかなり悩みましたが、出来るだけ金箔に近い表現をしたいと思い、金箔らしい金の色味を僕なりに表現しました。少し赤みのある金といった感じですね。僕は個人的に赤金が好きです。
金閣寺もそれなりに塗装に力を入れました。
が!
今回初の金閣寺模型キットと木製の天鏡閣とどう繫げていくか、違和感のない一体感を見せる事ができるか?挑戦です!
明日から試行錯誤の日々が始まろうとしています。