今日は珠玉の言葉として第一線でギタリストとして活躍されている村治香織さんの言葉を紹介したいと思います。

基礎練習の大切さということをテーマに。お話してくださっています。以下、引用します。

 

「基礎練習の大切さが分かって、丁寧に取り組める(ようになった)というのかな。長く弾いていくためには、演奏家は「楽器に体を合わせていく」感覚を常に持つことが必要不可欠です。
文字で説明するのがちょっと難しいのですが、「楽器が体の一部となって溶け込んでいく一体感」という感覚でしょうか。

どんなに抗ってみても、体は日々ベテランの領域へと順調に階段を上っていくーまあ、つまり老化していくわけですから、何もしなければ、楽器と体の距離感が出てしまうのは避けられません。この距離感を合わせる際に基礎練習は有効なんです。

基礎練習なくしては成り立たないと言っても過言ではないかもしれない。私が二十五年以上も舞台の上でギターを弾き続けられているのも、小学生の頃からの基礎練習の積み重ねがあってのものです。

 

今も練習時間のうち一時間くらいは先に挙げたスケール、アルペジオ、そしてセーハなど、演奏の型となる基礎練習を、右手指と左手指の両方を行っています。これらの教則本は父が書いたものですが、未だに私にとってのバイブルです。

私が八十歳になってもまだギターを弾いているのだとしたら、基礎練習にものすごい多くの時間を割いたことになるでしょうね。

ソル、カルカッシ、ヴィラロボス、タレガ、リョベートといったギターの名作曲家たちが書いたエチュードを練習曲として日替わりで弾くことも立派な基礎練習になります。特に技術面での練習に持ってこいなんです。

 

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出典
いつの間にか、ギターと
村治佳織著