こんにちは!
今日は、藤拓弘さんの著書『夢をかなえたピアノ講師 ゼロからの180日 物語で学ぶ 指導者としてどう生きるか』から得た学びをシェアしたいと思います。
物語のあらすじ
主人公は三上雅人。東京でピアノ科を卒業後、イタリアへ留学し、帰国後に自宅でピアノ教室を開業します。しかし、気づけば生徒がいなくなってしまうという厳しい現実に直面します。
そんな彼が、恩師の退官記念パーティーで先輩の佐伯と出会い、その教えを受けながら成長していく物語です。
藤拓弘さんの豊富な経験と学びが、物語形式でふんだんに盛り込まれていて、とても興味深く読み進めることができました。そして何より、自分の実践にも活かしていきたいと強く思える内容でした。
心に残った教え
レッスンで大切にすべきこと
まず、
自分が満たされていること。
自分自身が満たされているからこそ、与えられる存在になれる。心を感謝と喜びで満たし、生徒に愛情を注げるのだと。
起きていることはすべて自分の責任と捉える。
生徒を変えたければ、まず自分が変わる。これは指導者として、常に心に留めておきたい言葉です。
最終的な目標
「教えなくてもいいように教える」「自立できるように教える」
生徒が自分で考えて、自分ひとりで音楽を作り上げられるように育てる。これこそが、真の教育なのだと改めて気づかされました。
最も心に響いたメッセージ
この本の中で最も心に残っているのは、こんなメッセージです。
「ピアノを教える限り、演奏の腕を磨くのと並行して、指導法を学び続けていかなければならない。それが、ピアノ指導を生業とする人の免許証なんだ」
レッスンって、片手間にできることじゃない。ピアノを教えるには、大きな責任が伴う。この言葉が、指導者としての覚悟を問いかけてきます。
指導者の心構え
幸せな心でレッスンに臨む
いつも幸せな気持ちでレッスンをすること。
幸せに気づく心を持つこと。
ピアノのレッスンで投げたものが返ってくる。これは本当にそうだと実感しています。
相手を尊重し、認める
忘れてはならないのは、相手の意思を尊重する姿勢。相手を変えようとするんじゃなくて、認めること。心の持ちようが大切なんです。
いつも初めての心で向き合う。
教える側の心が動いていなければ、生徒の心を動かすことはできない。
正直で素直なことは、成功するための第一条件。
小さなことも大きな心を持ってする。
目の前の人を笑顔にする。音楽、ピアノを通じてお客さんを笑顔にするということ。
キャンドルサービスの精神
そして、もう一つ重要なこと。
教室に笑顔という明かりを灯すのが、ピアノ指導者の役目。
生徒の笑顔が増えると、教室はどんどん明るくなって、自然に生徒も集まってくる。
教える側はいつも心に明かりを灯していかなければいけない。その明かりを、毎回のレッスンで生徒に渡し続けるということ。
もちろん、時には厳しいことも伝えなければいけない。けれど、そこに愛情があるかないか。教室に広がる明かりは、愛情からしか生まれないのです。
この本を読んで、指導者として、人として、どう生きるかを深く考えさせられました。
ピアノ指導に携わる方はもちろん、教育に関わるすべての方におすすめの一冊です。
