こんにちは!
前回に続き、藤拓弘さんの『夢をかなえたピアノ講師0からの180日物語』から得た学びをシェアします。今回は、4章以降の主人公の三上が佐伯から学ぶ講義の部分を中心にお届けします。
指導者マインドが土台を作る
ピアノを教える人間として、どう生きていくのか。自分は何を大切にし、どうありたいのか。
『指導者マインド』が、教室やレッスンを支える土台になるのです。
『信念』という漢字は、『今の心を信じる』と書きます。自分を信じて決めた生き方があるからこそ、信念を持っている人は強いのだと思います。
そして、教室運営は、指導力がすべての基礎。
どんな仕事をするにも重要なのは、あなたがどんな人間かという一点。心が変われば思考が変わり、思考が変われば行動も変わるのです。
佐伯からの10の教え
①目の前の状況を作り出したのは自分自身
自分の人生のすべてに責任を持つこと。誰もあなたの代わりはできない。あなたの人生は、あなたが変えるしかない。
自信とは思い込み。あると思えばあるし、ないと思えばない。つまり、自分で決められる。根拠もいらないのです。
②できる、できないを決めているのも自分自身
重要なのは、セルフイメージは『行動』と大きな関係があるということ。
セルフイメージが低いと「どうせ自分にはできない」と消極的になって、行動に移せないまま時間だけが過ぎていきます。
③人生をかけて成し遂げたい使命を掲げる
ピアノ指導者として社会でどうありたいか、社会に対してどんな貢献をしたいか。ミッションを考えることはとても重要な意味があります。
人生のミッションは、ピアノ指導者としてのぶれない太い軸となる。何かに迷った時には必ずここに立ち戻る。そうすれば行動にブレがなくなるのです。
④強みは必ず誰にでもある
自分のここが長所だと思うこと、好きなところを100個書き出す。
この作業を通じて、自分の強みに気づくことができます。
⑤時間に対する感度を上げる
大切なのは、今何をすべきなのか、そしてどの順番でやるべきなのかを明確にすること。結局は時間への意識です。
具体的な方法として、毎晩寝る前に明日やるべき最も重要なことを6つ書き出す。そして重要な順に番号をつけて、翌日1番から取り組む。
時間を大切にすることと充実感は大きく比例します。つまり、幸せな時間が増えていく。幸せな「今」を積み重ねれば、それだけ未来が幸せなものになっていくのです。
⑥月謝は金額分の価値を提供するという教室からの約束
お金の授受は価値の交換。
レッスンできちんと利益を出すことは、指導者自身のためでもあります。モチベーションの維持にとどまらず、利益が上がればそれはレッスンのクオリティを上げることにもつながります。時間や利益を自己投資に回すことができるからです。
自己投資はすべて正当の利益につながっていく。だからこそ、きちんと価値を提供して対価を得ることが必要なのです。
生徒の利益のために指導者が自己投資するにはお金が必要。
お金は「ありがとう」の形である。
レッスンをしてお金をいただくのは、生徒から「ありがとう」の気持ちをいただくことと同じ。教室を繁栄させられる人は、「ありがとう」をたくさん集められる人です。
ピアノ指導者もお金をいただいている以上、ピアノを教えるプロです。プロとして常に自分を高めなければいけない。生徒に価値を与え続けなければいけない。それはお金をいただいてピアノを指導するものとしての責任です。
自分の仕事に責任と覚悟を持って取り組み、誇りと喜びを持って教室運営に向き合える人こそが、プロフェッショナルな先生なのです。
⑦教え続ける限り、学びは終わらない
学びとは主体的な活動である。学びの場は自分で掴み取るしかない。
学びとは「逆走する動く歩道」だと考えてみてください。人間は学ばないと後退していく。足を前に出し続けることが大切です。
大切なのは、自分のペースで着実に足を前に踏み出し続けること。
最高の投資先は自分。どんな投資よりも確実にリターンが見込めるのが自己投資です。学びはすべて自分に蓄えられる。無駄なことは一つもない。学びにお金を使うことは価値ある投資であり、それが積み重なって大きな価値を生み出していくのです。
生徒募集は集客と同じ
ブログで自分の学びを発信する。教材研究のことや、ピアノ指導法の勉強で役に立ったこと。日々の生活での気づき。
インプットだけでは学びは不十分で、アウトプットしてこそ自分のものになる。考えを言葉にまとめていくことで、学びは深まっていくのです。
⑧未来の理想の自分を思い描く
夢を紙に書く。
目標を持ち、紙に書くだけで成果に大きな違いが生まれます。
書いた夢や願望をいつも見える状態にしておき、朝起きたら必ずノートを見る、でもいいし、書いた紙をどこかに貼っておくでもいい。
イメージすること
理想の自分のイメージを作り上げて、どんな場所でどんな人にレッスンしているのか、どんな家庭を築いているのか。そんな自己イメージを作り上げる。
イメージのポイントは感情です。
⑨幸せは今この瞬間に感謝することで得られる
「ありがとう」という言葉は「有り難い」と書きます。
どんなに当たり前と思うことも、本当は当たり前ではない。「有ることが難しい」。すべて有り難いことなのです。
⑩周囲に与えたものは自分に帰ってくる
自分が発した言葉、抱いた気持ち、実践した行為。それらは必ず自分に戻ってきます。人に親切にすれば親切にされる。感謝すれば感謝される。
出会った人から何かを得ようとするのではなく、出会った人に自分は何ができるかを考える。
相手に多くを与えられる人が、結局は多くを得ることができるのです。
おわりに
この本は、単なるピアノ教室運営のハウツー本ではありません。
指導者として、そして一人の人間として、どう生きるかを深く考えさせられる一冊です。
これらの10の教えは、ピアノ指導者だけでなく、すべての教育者、そしてすべての人に響くメッセージだと思います。
皆さんもぜひ手に取ってみてください。