母の死 | くにたち蟄居日記

母の死

 12月4日に母が亡くなった。79歳という年齢は、平均寿命からみて、やや若いとは思う。但し、
若いころから結核で大学を休学した等の経緯を考えると、よくそこまでこれたのかなと思っている。

 最後の一ヶ月は余り意識がなかったので話が出来なかった。今年初めに余命宣告が出ていたので
いずれ、最後に近くなったら色々と話そうと思っていたこともあった。それが果たせなかったわけだが、
考えてみると、僕らもいつどうなるか分からないわけであり、時機を見て考えようと思っていたこと自体が
少々呑気だったということだろう。


 故人の意志でお通夜も告別式も無しである。僕自身も結婚した際には結婚式をしなかった経緯があり、
この度の母の意志にも大いに賛成である。別に儀式が嫌いなわけではないが、意味が無いと思っている
儀式は嫌いだというだけである。

 勿論、お通夜や告別式は故人だけのためにあるのではない。むしろ、残された人の為にあると言える。
その点、今回は周囲の人もそれで良いから、シンプルなものである。そういう意見の一致は気持ちが
良い物だ。


 集まった関係者は13名である。荼毘に付し、そこから墓地に直行してお墓の中に安置した。
そのまま吉祥寺の中華料理屋に出かけて宴会となった。最後は皆で笑顔の記念写真である。僕は
葬式後の宴会を笑顔で終わることが出来る家系に連なっていることに自分の幸せを感じている。