対話と会話の不思議
人と話をしているうちに、自分で考えてもいなかったことを話している自分がいることに
気が付くことがある。自分で話しているうちに「あれ、僕はこんなことを考えているのか」と
不思議になるような経験は僕だけのものではないに違いない。
池田晶子という哲学者は「自分は言葉の通路だ」というような話をどこかでしていた記憶がある。
もしかしたら、池田の良き「解説者」である若松英輔という方からの又聞きかもしれない。
端的に言うと、「まず何か自分の外部があり、その外部が考えたことを自分の口が語っているだけだ」
というようなことらしい。自分が何かを語っているのではなく、何かが自分をして語らしめているというような
イメージなのかもしれない。