「人のセックスを笑うな」

不思議な味わいの映画である。
温度感が良い。具体的に言うと「寒さ」をしっかりと感じさせる映画となっている。舞台としたのは
上州かと思うが、乾いた寒さが常に映画につきまとっている。日中の場面でも、乾ききった景色が
非常に印象的だ。夜においては石油ストーブばかり付けている気がする。この温度感は間違いなく
監督が狙ったものだ。では、なぜ監督はこの「温度感」を必要としたのだろうか。
話の筋はある種のファンタジーである。永作という女優を得て描き出した魔女に翻弄される
主人公の話だ。助演している蒼井優も、一見すると普通の女性のようにも見えるが、いずれ正体は
魔女に違いない。
そんなファンタジーの基調に「乾いた寒さ」を置く必要を監督が感じたということなのだろうと
僕は思った。ともすると、感情的に流れかねない話の筋を「乾いた寒さ」がきちんと「留めている」
という印象を受けた。そう、カンピョウのような味わいがある。
本作の続きを知りたいのだが、残念ながら、そうもいかないだろう。結論や結末を与えられない
まま、僕らは話の中に置き去りにされている。
温度感が良い。具体的に言うと「寒さ」をしっかりと感じさせる映画となっている。舞台としたのは
上州かと思うが、乾いた寒さが常に映画につきまとっている。日中の場面でも、乾ききった景色が
非常に印象的だ。夜においては石油ストーブばかり付けている気がする。この温度感は間違いなく
監督が狙ったものだ。では、なぜ監督はこの「温度感」を必要としたのだろうか。
話の筋はある種のファンタジーである。永作という女優を得て描き出した魔女に翻弄される
主人公の話だ。助演している蒼井優も、一見すると普通の女性のようにも見えるが、いずれ正体は
魔女に違いない。
そんなファンタジーの基調に「乾いた寒さ」を置く必要を監督が感じたということなのだろうと
僕は思った。ともすると、感情的に流れかねない話の筋を「乾いた寒さ」がきちんと「留めている」
という印象を受けた。そう、カンピョウのような味わいがある。
本作の続きを知りたいのだが、残念ながら、そうもいかないだろう。結論や結末を与えられない
まま、僕らは話の中に置き去りにされている。