徒然草 第五十一段 | くにたち蟄居日記

徒然草 第五十一段

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 この段では、治水工事の話を兼好はしている。水車を作ろうとして、大堰の人に頼んだところ
上手くいかず、宇治の人に頼んだらうまく行ったという例を挙げて、専門家は違うなという
話だ。
 
 兼好はご自身を何の専門家だと思われていたのだろうか。30歳程度で隠居されたらしいが
「隠居の専門家」というものもなさそうだ。いまから見ると「文筆の専門家」と言える気もするが
兼好が生きていた時代に「文筆業」という言葉も仕事もなかったろう。
 
 そう考えると、そもそも兼好はどのような思いで「徒然草」を書いたのか。何が彼を
書かせたのか。それを考えることも結構楽しい。