「LUCY」  | くにたち蟄居日記

「LUCY」 

 
 
 機内で鑑賞したが、正直、非常にがっかりした。ベッソン監督作品とは思えない。

 一番の問題は、話の展開が収集つかなくなっている点にある。ヒロインに何が起こったのかも、
何がこれから起こるのかも分からないままに放り出された感しかない。
 また舞台仕立てとしても、台北で韓国系のマフィアが出てくるなども、むしろ陳腐である。
わざと陳腐な舞台にしたのかもしれないが、その効果がどのように出ていたのかもわからない。
 念頭においたのはキューブリックの「2001年宇宙の旅」だとは思うが、キューブリックが
本作を観たら何と言ったかも想像しやすい。

 ベッソン監督は、アトランティスなどで敬愛しているだけに今回の作品は残念と言える。
ご本人にもそれは分かっていると思う。かかる作品を作らなくてはならなかった背景に
一番興味を覚えた。