「なぜ中国からはなれると日本はうまくいくのか」 石平

本書の面白さは中国と日本との関係の歴史を魏志倭人伝から現代まで鷲掴みにして
解説している点にある。
著者によると、日本は中国と距離を置いた時には比較的物事がうまく行き、中国に接近した
場合には問題が種々発生してきたことがここまでの歴史だと主張する。著者が挙げる具体的な
歴史を見ていると説得性がある点は確かだ。但し、あくまで帰納法的な説明であり、
「それではなぜ中国との距離感がかように日本の社会・政治に影響が大きかったのか」という
理論には乏しい。従い、ここまでの2000年という比較的短い期間での出来事だけで
決めつけるべきではないとも思った。
また本書は現在の安倍外交をかなりの程度に渡り賛美しているが、実感として、今の
日本外交が目に見えて従来より上手になっているかどうかは僕には分からない。これは
僕のニュースソースが新聞程度であることもあるのかもしれないが。
但し、繰り返すが歴史を鷲掴みする著者の書き方は読んでいて十分に面白い。
解説している点にある。
著者によると、日本は中国と距離を置いた時には比較的物事がうまく行き、中国に接近した
場合には問題が種々発生してきたことがここまでの歴史だと主張する。著者が挙げる具体的な
歴史を見ていると説得性がある点は確かだ。但し、あくまで帰納法的な説明であり、
「それではなぜ中国との距離感がかように日本の社会・政治に影響が大きかったのか」という
理論には乏しい。従い、ここまでの2000年という比較的短い期間での出来事だけで
決めつけるべきではないとも思った。
また本書は現在の安倍外交をかなりの程度に渡り賛美しているが、実感として、今の
日本外交が目に見えて従来より上手になっているかどうかは僕には分からない。これは
僕のニュースソースが新聞程度であることもあるのかもしれないが。
但し、繰り返すが歴史を鷲掴みする著者の書き方は読んでいて十分に面白い。