パシフィックリム | くにたち蟄居日記

パシフィックリム

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 機内の小さな画面で鑑賞した。本作を鑑賞するにはもっともふさわしくない環境である。但し、引き込まれた。

 「怪獣映画」である。なにせ、登場する怪獣がKAIJUと呼ばれている。それを知った段階で昭和39年生まれの僕としては本作を観ないわけにはいかない。僕の子供時代はまさに怪獣映画やウルトラマン等が真っ盛りだった。今見ると流石に特撮も古臭いわけだが、当時は最先端だったはずだ。本作が本多猪四郎に捧げられているという事実は僕らの世代にとっては涙が出るほど嬉しい。

 さて、そんな感傷を抜きにして本作を観るとどうか。

 突っ込みどころだらけである点は色々なレビュアーの方のご指摘通りだ。但し、ある意味では本作は「お約束」に満ちている。
 怪獣との戦闘シーンは本来なら大笑いしそうなものだが、観ている時は真剣になってしまう。こちらのロボットがパンチを繰り出す瞬間にこぶしを固めないような観客は本作にはふさわしくない。血圧も上がり、汗だくで鑑賞する方こそ僕らの世代の友人なのである。戦闘シーンの後の徒労感にはかなりのものがあった。

 菊池凜子が良い。「ノルウェイの森」等の彼女には余りぴんとこなかったが、本作の彼女は素晴らしい。怪獣映画で素晴らしいことが彼女のこれからの女優人生にどう影響を与えるかも含めて、今回非常に彼女に興味を持った。なにせカッコ良かったではないか。

 ということで、大きな画面で再度鑑賞しなくてはならない。それが今の僕の課題だ。