「人に強くなる極意」 佐藤優

ここ数年来、佐藤優の本は出る度にわりときちんと読んできている。博覧強記の方なので著作も多い。著作が多い以上、ある程度玉石混交であることは免れない。但し、佐藤の本はある一定の水準を保っているという印象がある。
理由を考えてみると、要は、色々な本を書くにしても使っている題材・素材をきちんと限定しているからではないか。今回ふとそう思った。
佐藤が使う題材・素材を書きだしてみる。ロシア(旧ソ連)。外務省及び国際情勢。神学及び神学をベースとした哲学。沖縄及びそこから派生される日本論・国家論。以上が主だろう。かつ、それらを自由に、かつ有機的に混ぜている点が持ち味である。
これらの題材・素材を繰り返し使っていく。それを通じて、佐藤自身のそれらに対する理解と知識も日々高まっていく。そんなことが想像される。要は佐藤自身も、佐藤が使う題材・素材を通じて、佐藤自身を「現在進行形」に保つことが可能になっている。その「現在進行」をその時々に中間報告する。それが彼の著作の一つの有り方になっているのではないか。
本作も上記題材を自由に駆使しながら、読みやすい一冊となっている。佐藤は冒頭で本書を「テーマのレベルはかなり高度である」と自負している。それはまさに佐藤が使う題材・素材のレベルを言っているのだろう。
佐藤が使う題材・素材を書きだしてみる。ロシア(旧ソ連)。外務省及び国際情勢。神学及び神学をベースとした哲学。沖縄及びそこから派生される日本論・国家論。以上が主だろう。かつ、それらを自由に、かつ有機的に混ぜている点が持ち味である。
これらの題材・素材を繰り返し使っていく。それを通じて、佐藤自身のそれらに対する理解と知識も日々高まっていく。そんなことが想像される。要は佐藤自身も、佐藤が使う題材・素材を通じて、佐藤自身を「現在進行形」に保つことが可能になっている。その「現在進行」をその時々に中間報告する。それが彼の著作の一つの有り方になっているのではないか。
本作も上記題材を自由に駆使しながら、読みやすい一冊となっている。佐藤は冒頭で本書を「テーマのレベルはかなり高度である」と自負している。それはまさに佐藤が使う題材・素材のレベルを言っているのだろう。