「狂った一頁」 衣笠貞之助

戦前に作られたアバンギャルド映画として有名な作品だ。以前から観たいと思っていたがDVD等にもならず、全く見る機会が無かった。そんな中で YouTubeで公開されているのを発見し、漸く鑑賞する機会を得た。
無声映画にて内容を理解することは容易ではない。また そもそも 筋を追うような映画でもない。要は映像をぼんやりと眺めるということが本作を一番正しく鑑賞することなのだろう。似た映画というと
パトリック・ボカノウスキーというと方が監督した「天使」であるとか かのブニュエルの「アンダルシアの犬」あたりかと思う。
この映画には川端康成や横光利一が関わったという文学者と映像作家が闊達に交流して映画を創った幸せな時代が大正末期にあったことは興味深い。